バスタオルで肩こり改善!デスクワーク編

当院でも肩こりでお悩みの方は非常に多くお見受けします。
今回はその中でもデスクワークでの肩こりについて書かせて頂きます。
なぜ、デスクワークで肩こりになるのか?
肩こりの原因を大きく分けると4つに分類できます。
1.悪い姿勢からくる骨格的要因
2.筋疲労などからくる筋的要因
3.ストレスからくる心的要因
4.内科的な病気からくる病的要因
今回は1の姿勢からくる肩こりに注目します。
お仕事やご家庭でもノートパソコンを使っている方も多いのではないでしょうか?
上の写真は少しオーバですがノートパソコンを使っている方に多く見られる姿勢です。
画面を見る事に集中し腰、背中が丸まり肩は内巻きになり、頭が下向き(ストレートネック)になります。
このような姿勢が長時間になると骨盤、肩、首の骨が本来の正しい位置からズレてしまい腰や肩の筋肉に余計な負担がかかり肩こりが出やすくなります。
肩こりにならない為の作業環境
では、どのような事に気をつけると良いか?
①机の高さは床から65cm〜70cm
②椅子の高さは床から35cm〜45cm
③ディスプレイの中央が目線よりやや下めになるまで上げる
④ディスプレイは40cm以上離れて見る
⑤別売りのキーボードを使う(Bluetooth接続)
⑥肘は90度、曲げてキーボードに手が届く
⑦足裏が床から浮かない
上記①〜⑦はネット等で一般的に書かれています
これでも良いのですが長時間になってくると自然と骨盤が後ろに
倒れ気がつけばネコ背になってしまっている事があります。
それを防ぐ為にバスタオルを使います。
バスタオルを5〜6cmの高さになるよう折りたたみます。
座る時はバスタオル全体に座るのではなくタオルの端にお尻を
半分だけかかるように座ります(赤い所に座る感じ)
注意点
ここで注意して頂きたい事が3つあります。
・そり腰
・出っ尻
・太ももの前が張る
1つでも当てはまる項目がある方はバスタオルは使わず椅子にお座りください。
骨盤が前に倒れている可能性が高く、バスタオルを使うと
症状が酷くなる事があります。
まとめ
ご自身の骨盤がどのように傾いているか分からない場合は判断ができる先生にご相談してください。
元々、シビレがあったり、バスタオルを使って痛みや、違和感が出るようでしたら、中止してください(別の問題があります)
会社所有のパソコンでモニターの高さを上げる場合、別売りのキーボードを使うにあたりセキュリティなど観点から望ましくない場合がありますので会社のご確認をお取りください。
この方法を2〜3ヶ月続けても改善がないようでしたら元々の身体の歪みや骨盤のズレが酷い可能性がありますので、先に骨格の矯正を、きちんとされる事をオススメします。