つらい痛みにサヨナラ!寝ながらできるぎっくり腰 体操で楽になる方法

突然のぎっくり腰に襲われ、動くのもつらい日々を送っていませんか?
「この痛み、どうにかしたい」
「また繰り返すのは嫌だ」
と、不安を感じている方も多いことでしょう。
実は、無理なく安全にできる「寝ながら体操」が、つらいぎっくり腰の痛みを和らげ、回復を助ける有効な手段となります。
この記事を読めば、ぎっくり腰の正しい知識から、急性期でも安心なリラックス体操、痛みを和らげる骨盤調整、そして再発を防ぐための生活習慣まで、一連の流れが分かり、快適な日常へと見直すための具体的な方法が見つかるでしょう。
1. ぎっくり腰のつらい痛みに悩んでいませんか
ある日突然、「魔女の一撃」とも称される激しい腰の痛みに襲われ、身動きが取れなくなる。
そんな経験はありませんか。ぎっくり腰は、突然の強い痛みに見舞われ、日常生活に大きな支障をきたすつらい症状です。
立ち上がる、座る、寝返りを打つといったごく当たり前の動作すら困難になり、不安を感じている方も少なくないでしょう。
この章では、ぎっくり腰がどのような状態なのかを詳しく解説し、なぜ痛みが強い急性期でも安心して取り組める「寝ながらできる体操」が、あなたの回復をサポートする有効な手段となるのかを丁寧にご説明します。
つらい痛みに悩むあなたに、少しでも楽になるためのヒントをお届けいたします。
1.1 ぎっくり腰とはどんな状態か
ぎっくり腰は、医学的には「急性腰痛症」と呼ばれ、何らかのきっかけで腰に突然激しい痛みが走る状態を指します。
重い物を持ち上げようとした時、体をひねった時、あるいはくしゃみをしただけでも発症することがあり、その原因は多岐にわたります。
多くの場合、特定の大きな怪我ではなく、腰の筋肉や関節、靭帯などに急激な負荷がかかり、炎症を起こしていると考えられています。
神経が圧迫されることで、足にしびれや痛みが生じるケースもあります。
一度発症すると、その痛みから体を動かすことが怖くなり、さらに筋肉が緊張して悪循環に陥ることも少なくありません。
ぎっくり腰は、安静にしていれば数日から数週間で痛みが和らぐことが多いですが、適切な対処をしないと痛みが長引いたり、再発を繰り返したりする可能性もあります。
ご自身の体の状態を正しく理解し、無理のない範囲で適切なケアを行うことが、回復への第一歩となります。
| ぎっくり腰の主な症状 | ぎっくり腰の考えられる原因 |
|---|---|
| 突然の激しい腰の痛み | 急激な姿勢の変化や動作 |
| 体を動かすと痛みが強まる | 重い物の持ち上げ方 |
| 寝返りや起き上がりが困難 | 長時間同じ姿勢での作業 |
| 腰周辺の筋肉の強い張り | 運動不足や筋力低下 |
| 足への放散痛やしびれ(まれに) | 疲労やストレスの蓄積 |
1.2 なぜ寝ながらできるぎっくり腰 体操がおすすめなのか
ぎっくり腰を発症した直後は、痛みが強く、少しの動きでも激痛が走ることがあります。
そのような状態で無理に体を動かすことは、かえって症状を悪化させる危険性があるため、まずは安静にすることが重要です。
しかし、ただ安静にしているだけでは、筋肉が硬直し、血行が悪くなることで回復が遅れる可能性も考えられます。
そこで注目したいのが、「寝ながらできるぎっくり腰 体操」です。
この体操は、体を起こす必要がなく、寝たままの姿勢で無理なく行えるため、腰への負担を最小限に抑えながら、体の緊張を和らげ、血行を促進することができます。
激しい痛みに苦しむ急性期でも、安全に体を動かし、回復を促すことができる点が大きなメリットです。
また、寝ながら行うことで、心身ともにリラックスしやすいという効果も期待できます。
痛みによるストレスや不安は、さらに筋肉を硬くする原因にもなりかねません。
ゆったりとした呼吸と穏やかな動きは、自律神経のバランスを整え、自然治癒力を高めることにもつながります。
自宅で手軽に実践できるため、ご自身のペースで継続しやすい点も、おすすめする理由の一つです。
2. いますぐ実践 寝ながらできるぎっくり腰 体操の基本
ぎっくり腰のつらい痛みは、日常生活に大きな影響を与えます。
しかし、無理に動くことができない急性期から、少しずつ痛みが和らぎ始める回復期まで、それぞれの状態に合わせた体操を寝ながら行うことで、腰への負担を最小限に抑えながら、症状の緩和と回復を促すことができます。
ここでは、ぎっくり腰の段階に応じた、安全で効果的な寝ながら体操をご紹介します。
2.1 急性期でも安心 呼吸を使ったリラックス体操
ぎっくり腰の急性期は、何よりも安静が大切です。
無理に体を動かすことは避け、痛みが増さない範囲で、まずは心身を落ち着かせることから始めましょう。
寝たままできる呼吸法は、筋肉の過度な緊張を和らげ、血行を促進し、痛みの緩和にもつながります。
以下の手順で、ゆっくりと深い呼吸を意識してみてください。
| ステップ | 体操の手順 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 準備姿勢 | 仰向けに寝て、両膝を立てます。足は肩幅程度に開き、かかとはお尻に近づけましょう。
手はお腹の上に軽く置きます。 |
体が最も楽に感じる姿勢を見つけることが大切です。 |
| 2. 息を吸う | 鼻からゆっくりと息を吸い込みます。
このとき、お腹が風船のように膨らむのを意識してください。 胸が過度に持ち上がらないように注意します。 |
約3~5秒かけて、お腹の底から空気を満たすイメージです。 |
| 3. 息を吐く | 口から細く長く、ゆっくりと息を吐き出します。
お腹がへこんでいくのを感じながら、体の中の悪いものがすべて出ていくようなイメージで行いましょう。 |
約5~7秒かけて、最後までしっかりと吐き切ることが重要です。 |
| 4. 繰り返し | この呼吸を5~10回程度繰り返します。
痛みを感じない範囲で、ご自身のペースで行ってください。 |
呼吸に集中することで、精神的なリラックス効果も期待できます。 |
この呼吸法は、ぎっくり腰の急性期における不安や緊張を和らげ、筋肉の強張りを軽減するのに役立ちます。
無理はせず、心地よさを感じる範囲で実践してください。
2.2 痛みを和らげる 寝ながらできる骨盤調整体操
痛みが少し落ち着いてきたら、次は骨盤周りの筋肉にアプローチする体操を取り入れてみましょう。
骨盤のバランスを見直すことは、腰への負担を減らし、ぎっくり腰の症状緩和につながります。
寝ながらできる簡単な動きで、腰回りの柔軟性を高めていきます。
以下の体操を、痛みのない範囲でゆっくりと行ってみてください。
2.2.1 骨盤ゆらし体操
| ステップ | 体操の手順 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 準備姿勢 | 仰向けに寝て、両膝を立てます。
足は肩幅程度に開き、かかとをお尻に近づけましょう。 手は体の横に置きます。 |
腰が床から浮きすぎないように注意します。 |
| 2. 骨盤を傾ける | 息を吐きながら、お腹を軽くへこませるように意識し、骨盤を少しだけ持ち上げるようにして腰を床に押し付けます。 | 腰と床の隙間を埋めるようなイメージです。 |
| 3. 骨盤を戻す | 息を吸いながら、腰を軽く反らせるようにして、骨盤を元の位置に戻します。 | 大きく反らしすぎないように注意し、自然なカーブを意識します。 |
| 4. 繰り返し | この骨盤の傾けをゆっくりと5~10回繰り返します。 | 腰に痛みを感じたらすぐに中止してください。 |
2.2.2 膝倒し体操
| ステップ | 体操の手順 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 準備姿勢 | 仰向けに寝て、両膝を立てます。
足は肩幅程度に開き、両腕は体の横に広げます。 |
肩が床から浮かないように意識しましょう。 |
| 2. 膝を倒す | 息を吐きながら、両膝をゆっくりと片側へ倒していきます。
腰がねじれるのを感じながら、痛みがない範囲で倒せるだけ倒します。 |
上半身は床につけたままを意識します。 |
| 3. 膝を戻す | 息を吸いながら、ゆっくりと膝を元の位置に戻します。 | 反動を使わず、コントロールしながら戻しましょう。 |
| 4. 反対側へ | 反対側も同様に、ゆっくりと膝を倒していきます。 | 左右交互に5~10回繰り返します。 |
これらの体操は、骨盤周りの筋肉を優しく動かし、血行を促進することで、腰の緊張を和らげます。
決して無理はせず、痛みのない範囲で、心地よいと感じる程度にとどめてください。
2.3 回復期におすすめ じっくり筋肉をほぐす体操
ぎっくり腰の痛みがかなり和らぎ、日常生活での動きに支障が少なくなってきた回復期には、腰だけでなく、お尻や太もも裏など、腰と関連の深い筋肉をじっくりとほぐす体操を取り入れましょう。
これらの筋肉の柔軟性を高めることは、腰への負担を軽減し、ぎっくり腰の再発を防ぐ上で非常に重要です。
以下の体操を、深呼吸をしながらゆっくりと行ってみてください。
2.3.1 膝抱えストレッチ
| ステップ | 体操の手順 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 準備姿勢 | 仰向けに寝て、両膝を立てます。 | 体が安定する姿勢をとりましょう。 |
| 2. 片膝を抱える | 片方の膝を両手で抱え、ゆっくりと胸に引き寄せます。
お尻や腰の筋肉が伸びるのを感じてください。 |
腰が反らないように注意し、お腹を軽くへこませる意識を持つと良いでしょう。 |
| 3. キープ | 20~30秒間、その姿勢をキープします。 | 呼吸を止めずに、ゆっくりと深呼吸を続けましょう。 |
| 4. 反対側へ | ゆっくりと足を戻し、反対側の足も同様に行います。 | 左右交互に2~3セット行います。 |
2.3.2 お尻のストレッチ(梨状筋ストレッチ)
| ステップ | 体操の手順 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 準備姿勢 | 仰向けに寝て、両膝を立てます。 | |
| 2. 足を組む | 片方の足首を、もう片方の膝の上に置きます。 | |
| 3. 引き寄せる | 下の足の太ももを両手で抱え、ゆっくりと胸に引き寄せます。
お尻の奥の筋肉が伸びるのを感じてください。 |
お尻のストレッチ感が最も強く感じる位置で止めましょう。 |
| 4. キープ | 20~30秒間、その姿勢をキープします。 | 呼吸を止めずに、リラックスして行いましょう。 |
| 5. 反対側へ | ゆっくりと足を戻し、反対側の足も同様に行います。 | 左右交互に2~3セット行います。 |
梨状筋ストレッチ(座位) 動画へ
2.3.3 ハムストリングスストレッチ(太もも裏のストレッチ)
| ステップ | 体操の手順 | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 準備姿勢 | 仰向けに寝て、片膝を立てます。 | |
| 2. 足を伸ばす | もう片方の足をゆっくりと天井に向かって伸ばします。
膝は軽く曲がっていても構いません。 |
|
| 3. 引き寄せる | 伸ばした足の太ももの裏、またはふくらはぎを両手で軽く持ち、ゆっくりと胸の方向に引き寄せます。
太ももの裏が伸びるのを感じてください。 |
無理に膝を伸ばしきろうとせず、心地よい伸びを感じる程度で止めましょう。 |
| 4. キープ | 20~30秒間、その姿勢をキープします。 | 呼吸を忘れずに、じんわりと筋肉が伸びるのを感じましょう。 |
| 5. 反対側へ | ゆっくりと足を戻し、反対側の足も同様に行います。 | 左右交互に2~3セット行います。 |
これらのストレッチは、ぎっくり腰の回復を促し、柔軟な体を取り戻すのに役立ちます。
毎日継続することで、腰への負担が軽減され、再発しにくい体作りにつながります。
どの体操も、痛みを感じたらすぐに中止し、無理のない範囲で行うことが最も重要です。
3. ぎっくり腰 体操を行う上での大切な注意点
ぎっくり腰の体操は、つらい痛みの緩和や再発防止に役立つものですが、誤った方法や無理な実施はかえって症状を悪化させる可能性があります。
ご自身の体の状態をよく観察しながら、安全に体操に取り組むための大切なポイントをしっかり押さえておきましょう。
3.1 痛みを感じたらすぐに中止する
体操中に少しでも痛みを感じたら、すぐにその動きを中止してください。
特にぎっくり腰の急性期は、炎症が起きているデリケートな状態です。
無理に動かすことで炎症を悪化させたり、筋肉や関節にさらなる負担をかけたりする恐れがあります。
「これくらいなら大丈夫」と我慢して体操を続けることは、回復を遅らせる原因にもなりかねません。
鋭い痛みやしびれ、またはいつもと違う不快感がある場合は、迷わず体操を中断し、安静にすることが最も大切です。
3.2 無理なく継続するためのポイント
ぎっくり腰の体操は、一度行っただけで効果が出るものではなく、継続することで徐々に効果が期待できます。
無理なく続けるための工夫を取り入れましょう。
- 短い時間から始める
最初は5分や10分といった短い時間から始め、体が慣れてきたら徐々に時間を延ばしていくのがおすすめです。無理のない範囲で毎日続けることが、何よりも大切になります。 - 体調に合わせて強度を調整する
その日の体調や痛みの具合に合わせて、体操の回数や強度を調整しましょう。痛みがない日でも、疲れを感じる時は無理せず休憩を挟むなど、柔軟に対応することが大切です。 - 快適な環境で行う
静かで落ち着ける場所で、リラックスできる服装で行いましょう。冬場は体が冷えないように温かい服装を心がけるなど、快適な環境を整えることで、体操を継続しやすくなります。 - 焦らない
ぎっくり腰からの回復には時間がかかることもあります。すぐに効果が出なくても焦らず、ご自身のペースでじっくりと取り組むことが、結果的に良い方向へと導きます。
3.3 こんな時は体操を控えましょう
特定の状況下では、ぎっくり腰の体操を行うことが症状の悪化や新たな問題を引き起こす可能性があります。
以下のような場合は、体操を控えて専門家への相談を検討してください。
| 状況・症状 | 体操を控えるべき理由 |
|---|---|
| 激しい痛みや炎症がある急性期 | 無理な動きは炎症を悪化させ、回復を遅らせる可能性があります。
まずは安静にすることが最優先です。 |
| 発熱や体調不良がある時 | 体が弱っている状態での体操は、体力を消耗させ、回復を妨げる恐れがあります。 |
| 足にしびれや麻痺がある時 | 神経が圧迫されている可能性があり、体操によって症状が悪化する危険性があります。
専門家による詳細な診断が必要です。 |
| 専門家から安静を指示されている時 | 専門家の指示に従い、回復を優先しましょう。
指示に反して体操を行うことは避けてください。 |
| 持病がある場合や、体操に不安がある場合 | 事前に専門家に相談し、ご自身の体に合った体操かどうかを確認することが大切です。 |
ご自身の体と向き合い、無理のない範囲で安全に体操に取り組むことが、ぎっくり腰のつらい痛みを和らげ、快適な日常を取り戻すための第一歩となります。
4. ぎっくり腰の再発を防ぐ生活習慣と予防策
一度経験すると、「またいつか」という不安がつきまとうぎっくり腰。
しかし、日々の生活習慣を見直し、体を整えることで、その不安を大きく軽減し、再発のリスクを減らすことができます。
ここでは、ぎっくり腰を遠ざけるための具体的な方法をご紹介いたします。
4.1 日常生活で気をつけたい姿勢の改善
ぎっくり腰の多くは、日常生活における体の使い方や姿勢の癖が積み重なって起こると言われています。
まずは、普段の姿勢や動作を見直すことから始めてみましょう。
4.1.1 立つ姿勢を見直す
立っている時間は意外と長く、その姿勢が腰に大きな影響を与えます。
正しい立ち姿勢を意識することで、腰への負担を分散させることができます。
- 足裏全体で地面を捉えるように意識し、左右均等に体重をかけます。
- 骨盤を軽く前傾させ、背骨の自然なS字カーブを保つようにします。お腹を軽く引き締め、お尻の穴を締めるようなイメージを持つと良いでしょう。
- 肩の力を抜き、頭頂部から糸で引っ張られているような感覚で、まっすぐ上に伸びることを意識します。
- 長時間同じ姿勢で立ち続けることを避け、こまめに重心を移動させたり、足踏みをしたりするように心がけてください。
4.1.2 座る姿勢を見直す
デスクワークや車の運転など、座っている時間が長い方も多いのではないでしょうか。
座り方一つで腰への負担は大きく変わります。
- 椅子には深く腰掛け、背もたれに背中を預けすぎず、骨盤を立てて座ります。
- 膝が股関節よりも少し高くなるように、足元に台を置いたり、椅子の高さを調整したりすると、骨盤が安定しやすくなります。
- デスクワークの場合、パソコンの画面は目線の高さに合わせ、キーボードやマウスは体の近くに配置し、腕や肩に負担がかからないようにしましょう。
- 30分に一度は立ち上がって体を動かすなど、こまめに休憩を挟むことが大切です。
4.1.3 物を持ち上げる動作を見直す
重い物を持ち上げる際にぎっくり腰になるケースは少なくありません。
腰に負担をかけない持ち上げ方を身につけることが重要です。
- まず、持ち上げる物の近くに立ち、足を開いて重心を安定させます。
- 膝と股関節をしっかり曲げてしゃがみ込み、腰を丸めずに背筋を伸ばしたまま物をつかみます。
- 物を持つ際は、できるだけ体に引き寄せるように持ち、腕の力だけでなく、足の筋肉を使ってゆっくりと立ち上がります。
- 急な動作やひねる動作は避け、ゆっくりと体の軸を意識して動くようにしてください。
4.1.4 寝る姿勢と寝具を見直す
睡眠中に体は修復されますが、その間の姿勢や寝具が腰に負担をかけることもあります。
- 仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや丸めたタオルを置くと、腰の反りが軽減され、リラックスしやすくなります。
- 横向きで寝る場合は、膝の間にクッションを挟むと、骨盤が安定し、背骨が一直線に保たれやすくなります。
- 寝返りを打つことは、体圧を分散させ、血行を促すために重要です。スムーズな寝返りを妨げない寝具を選びましょう。
- マットレスは、適度な硬さで体の曲線にフィットし、体圧を均等に分散させるものが理想的です。枕も、首の自然なカーブを支える高さのものを選びましょう。
これらの姿勢や動作のポイントを日頃から意識し、「正しい体の使い方」を習慣化することが、ぎっくり腰の再発を根本から見直す上で非常に大切です。
4.2 ぎっくり腰になりにくい体を作るには
姿勢の改善と並行して、体そのものをぎっくり腰になりにくい状態に整えることも重要です。
日々の生活に運動や食事、休息をバランス良く取り入れることで、腰を支える力を高め、体の回復力を向上させることができます。
4.2.1 適度な運動とストレッチの習慣
腰を支える筋肉を強化し、柔軟性を保つことは、ぎっくり腰の予防に欠かせません。
無理のない範囲で、継続できる運動習慣を取り入れましょう。
- ウォーキング: 姿勢を意識しながら、腕を振って少し速めに歩くことで、全身の血行が促進され、体幹の安定にもつながります。
- 簡単なストレッチ: 特に、股関節周り、お尻、太ももの裏(ハムストリングス)の筋肉が硬くなると、腰への負担が増します。これらの部位をお風呂上がりなど体が温まっている時にゆっくりと伸ばす習慣をつけましょう。
- 体幹トレーニング: 腹筋や背筋といった体の深部にあるインナーマッスルを鍛えることは、腰の安定性を高めます。腹式呼吸やドローイン、無理のない範囲でのプランクなどが効果的です。ただし、痛みが少しでもある場合は、必ず専門家のアドバイスを受けてから行うようにしてください。
4.2.2 体重管理
体重が増加すると、それだけ腰への負担も大きくなります。
適正体重を維持することは、ぎっくり腰の予防だけでなく、全身の健康にとっても重要です。
- バランスの取れた食事を心がけ、過度な糖質や脂質の摂取を控えるようにしましょう。
- 定期的な運動と組み合わせることで、健康的に体重を管理することができます。
4.2.3 十分な睡眠と休息
体は睡眠中に疲労を回復させ、組織の修復を行います。
質の良い睡眠を十分に取ることは、筋肉の緊張を和らげ、体の回復力を高める上で非常に大切です。
- 就寝前にスマートフォンやパソコンの使用を控えるなど、リラックスできる環境を整え、質の良い睡眠を心がけましょう。
- 日中も、無理なスケジュールを避け、適度な休憩を取るようにしてください。
4.2.4 ストレス管理
精神的なストレスは、体の筋肉を緊張させ、血行不良を引き起こすことがあります。
特に腰周りの筋肉はストレスの影響を受けやすいと言われています。
- 趣味の時間を持つ、ゆっくりお風呂に入る、瞑想するなど、自分なりのリラックス方法を見つけ、日々の生活に積極的に取り入れましょう。
- ストレスをため込まず、適度に発散することが、心身の健康を保ち、ぎっくり腰の予防にもつながります。
これらの生活習慣をバランス良く実践することで、ぎっくり腰になりにくい、強くしなやかな体を作り上げていくことができます。
4.3 専門家への相談も検討しましょう
自分でできる予防策を講じることは大切ですが、自己判断には限界があることも理解しておく必要があります。
特に、ぎっくり腰の再発を繰り返す場合や、不安を感じる場合は、体の専門家への相談を検討しましょう。
4.3.1 どのような場合に専門家へ相談すべきか
次のような症状や状況が見られる場合は、迷わず専門家にご相談ください。
| 状況・症状 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 痛みが改善しない、悪化する | 体操や安静にしても痛みが引かない、または徐々に強くなる場合 |
| しびれや麻痺がある | 足やお尻にしびれを感じる、足に力が入らないなど、神経症状が見られる場合 |
| 排尿・排便の異常 | 排尿困難や便失禁など、膀胱直腸障害の兆候がある場合 |
| 発熱など、他の症状を伴う | 腰痛と同時に発熱や体のだるさなど、全身症状がある場合 |
| 不安や疑問がある場合 | 自分の状態について不安がある、体操のやり方が合っているか確認したい場合 |
これらの症状は、ぎっくり腰以外の原因が隠れている可能性も考えられます。
早期に専門家の診断を受けることで、適切な対処法を見つけることができます。
4.3.2 専門家が提供できること
体の専門家は、あなたの体の状態を詳しく評価し、ぎっくり腰の再発予防のために多角的なサポートを提供します。
- 体の状態の正確な評価: 姿勢の歪み、筋肉のバランス、関節の動きなど、ぎっくり腰の原因となっている可能性のある要素を詳細に分析します。
- 適切な施術とアドバイス: 痛みを和らげ、体のバランスを整えるための施術を行うとともに、個々の状態に合わせた体操やストレッチ、生活習慣の見直しについて具体的なアドバイスを提供します。
- 再発予防のための具体的な指導: 日常生活での注意点、効果的な運動方法、姿勢の保ち方など、ぎっくり腰を繰り返さないための実践的な指導を行います。
- 自己判断での無理な体操や運動の危険性を避け、安全かつ効果的な方法を学ぶことができます。
早期に専門家へ相談することは、症状の長期化を防ぎ、より早く健康な状態を取り戻すための近道となります。
不安を抱え込まず、積極的に専門家のサポートを求めることを検討してみてください。
あなたの体を根本から見直し、ぎっくり腰の再発を予防するための一歩となるでしょう。
つらいぎっくり腰は整骨院へ!最短で痛みを解消し再発を防ぐ秘訣 ブログへ
5. まとめ
ぎっくり腰のつらい痛みは、日々の生活に大きな影響を与えます。
今回ご紹介した「寝ながらできるぎっくり腰体操」は、急性期から回復期まで、ご自身の状態に合わせて無理なく取り組める方法です。
呼吸を使ったリラックス体操から、骨盤調整、筋肉をほぐす体操まで、段階的に実践することで、痛みを和らげ、身体を楽にすることができます。
大切なのは、ご自身の身体の声に耳を傾け、痛みを感じたらすぐに中止し、焦らず継続することです。
また、体操と合わせて日常生活の姿勢を見直し、ぎっくり腰になりにくい体を目指すことが、再発を防ぐための鍵となります。
ご自身のペースで、痛みのない快適な日々を取り戻すための一歩として、ぜひ今日から始めてみませんか。
必要であれば専門家への相談も検討しましょう。
柔道整復師 武田和樹 監修

