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右だけ股関節が急に痛いのはなぜ?放置厳禁!考えられる原因と治療法

「急に右の股関節だけが痛み出した…

 

これって何かの病気?」

 

「どうすればこの痛みが楽になるの?」

 

と、突然の痛みに不安を感じていませんか?

 

右の股関節にだけ急に痛みが出る場合、その原因は多岐にわたります。

 

この記事では、右股関節の急な痛みに考えられる様々な原因を詳しく解説し、それぞれの原因に応じた適切な対処法や、日常生活で気をつけるべきポイント、そして専門的なアドバイスが必要になるタイミングまで、あなたの不安を解消するための情報を提供します。

 

股関節の痛みは放置せず、適切な知識を持って早めに対処することが大切です。

 

この情報を参考に、あなたの股関節の痛みの原因を見つけ、改善への一歩を踏み出しましょう。

 

 

1. 右だけ股関節が急に痛むのはなぜ?その不安に寄り添います

 

 

ある日突然、右の股関節だけが急に痛み出すと、驚きと同時に大きな不安を感じるものです。

 

立ち上がる時、歩く時、階段を上り下りする時など、日常生活のあらゆる場面で痛みを感じ、「なぜ私だけ、右の股関節が痛むのだろう」「何か重大な病気ではないだろうか」と心配になるのは当然のことです。

 

 

股関節は、体の中でも特に大きな関節の一つであり、立つ、歩く、座るといった基本的な動作を支える重要な役割を担っています。

 

そのため、この部分に急な痛みが生じると、その影響は想像以上に大きく、仕事や家事、趣味活動にも支障をきたすことがあります。

 

特に「右だけ」という点が気になり、左右のバランスや体の使い方に何か問題があるのではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。

 

この章では、そんなあなたの不安に寄り添いながら、右の股関節が急に痛む状況について、どのような背景が考えられるのかを分かりやすく解説していきます。

 

痛みの原因は一つではなく、股関節周辺の筋肉や腱のトラブル、関節内部の構造的な問題、さらには神経の圧迫など、多岐にわたります。

 

自己判断で済ませてしまう前に、まずは考えられる可能性を知り、適切な対処への第一歩を踏み出すことが大切です。

 

右の股関節の痛みを放置すると、症状が悪化したり、他の部位にまで影響が及んだりする可能性もゼロではありません。

 

早期に原因を特定し、適切なケアを行うことで、痛みの軽減はもちろん、再発防止にもつながります。

 

この情報が、あなたの抱える不安を少しでも和らげ、より良い解決策を見つけるための一助となれば幸いです。

 

まずは、右の股関節が急に痛む場合に、一般的に考えられるいくつかの状況について見ていきましょう。

 

 

2. 右だけ股関節が急に痛い場合に考えられる主な原因

 

右側の股関節に急な痛みが現れると、日常生活に大きな支障をきたし、不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

 

その痛みは、筋肉や腱の炎症から、股関節内部の構造的な問題、さらには神経の圧迫、稀なケースでは内科的な要因まで、さまざまな原因が考えられます。

 

ここでは、右だけ股関節が急に痛む場合に考えられる主な原因について、詳しく解説いたします。

 

 

2.1 股関節周辺の筋肉や腱のトラブル

 

股関節は、私たちの体の中でも特に大きな負荷がかかる関節の一つです。

 

その周囲には多くの筋肉や腱があり、これらにトラブルが生じると、急な痛みを引き起こすことがあります。

 

 

2.1.1 股関節の使いすぎや炎症による痛み

 

スポーツや立ち仕事、長時間の歩行など、日常的に股関節を酷使する状況が続くと、股関節周辺の筋肉や腱に炎症が生じ、急な痛みとして現れることがあります。

 

特に、以下のような筋肉や腱の炎症が考えられます。

 

  • 腸腰筋(ちょうようきん): 股関節を曲げる動作に関わる筋肉で、使いすぎると炎症を起こし、股関節の前面や付け根に痛みを感じることがあります。
  • 大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)や殿筋群(でんきんぐん): 股関節の外側や側面を支える筋肉で、これらの使いすぎや疲労によって、股関節の外側に鋭い痛みやだるさを感じることがあります。
  • 内転筋群(ないてんきんぐん): 股関節を閉じる動作に関わる筋肉で、急な開脚やスポーツでの負荷によって、股関節の内側に痛みが生じることがあります。

 

これらの炎症による痛みは、特定の動作で痛みが強くなる押すと痛む(圧痛がある)といった特徴があります。

 

右側だけが痛むのは、右足への重心のかかり方や、利き足による負荷の偏り、あるいは特定のスポーツ動作での右足への負担が大きいことなどが考えられます。

 

 

2.1.2 梨状筋症候群による坐骨神経への影響

 

梨状筋症候群は、お尻の深部にある梨状筋という筋肉が硬くなったり、炎症を起こしたりすることで、その下を通る坐骨神経を圧迫し、痛みやしびれを引き起こす状態です。

 

右側の梨状筋が何らかの原因で緊張したり肥厚したりすると、右側の坐骨神経が圧迫され、右股関節周辺からお尻、太ももの裏側にかけて痛みが放散することがあります。

 

主な症状としては、お尻の痛み股関節の奥の違和感、さらには太ももの裏やふくらはぎ、足先にかけてのしびれや痛みが挙げられます。

 

長時間座っていることや、特定のスポーツ動作(ランニング、ゴルフなど)で梨状筋に負担がかかることが原因となる場合があります。

 

2.2 股関節内部の構造的な問題

 

股関節の痛みが、筋肉や腱だけでなく、関節そのものの構造に問題がある場合も考えられます。

 

特に急な痛みとして現れることもあります。

 

 

2.2.1 変形性股関節症の初期症状

 

変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、骨が変形していく病気です。

 

通常はゆっくりと進行しますが、初期の段階で急な痛みを自覚することがあります。

 

初期症状としては、以下のような特徴が見られます。

 

  • 動き始めの痛み: 朝起きた時や、座っていた状態から立ち上がる時など、動き始めに股関節に痛みや違和感を感じます。
  • だるさや重さ: 股関節の奥にだるさや重さを感じることがあります。
  • 可動域の制限: 足の開閉や内股にする動作がしにくくなることがあります。

 

右側だけ痛むのは、利き足であることや、日常的に右足に負担がかかる姿勢や動作を繰り返していることが考えられます。

 

特に、元々股関節に何らかの問題を抱えている方が、急な運動や無理な動作をした際に、初期症状として強い痛みを感じるケースがあります。

 

2.2.2 股関節唇損傷の可能性

 

股関節唇(こかんせつしん)とは、股関節の骨の縁にある軟骨組織で、股関節の安定性を高めるクッションのような役割をしています。

 

この股関節唇がスポーツでの繰り返しの負荷や、急なひねり、転倒などの外傷によって損傷することがあります。

 

股関節唇損傷の主な症状は、股関節の奥に感じる鋭い痛みです。

 

その他にも、以下のような特徴が見られます。

 

  • 引っかかり感: 股関節を動かす際に、何かが引っかかるような感覚があります。
  • クリック音: 股関節を動かすと「カクン」という音が鳴ることがあります。
  • 可動域の制限: 特定の方向に股関節を動かしにくくなります。

 

特に、急な動きや体重のかけ方によって損傷が悪化し、突然強い痛みとして現れることがあります。

 

右側の股関節に強い負荷がかかるスポーツ(サッカー、野球、バレエなど)をしている方に多く見られます。

 

2.2.3 大腿骨頭壊死症など骨の病気

 

股関節の痛みは、骨そのものの病気が原因である可能性も稀にあります。

 

中でも「大腿骨頭壊死症(だいたいこっとうえししょう)」は、大腿骨の先端部分(大腿骨頭)への血流が悪くなり、骨組織が壊死してしまう病気です。

 

大腿骨頭壊死症の初期は無症状であることも多いですが、進行すると急激な股関節の痛みとして現れることがあります。

 

特に、体重をかけると痛みが強くなる、安静時にも痛む、夜間に痛みが強くなるなどの特徴が見られます。

 

アルコールの過剰摂取やステロイド薬の長期使用などがリスク因子として知られています。

 

また、スポーツ活動などによる疲労骨折や、ごく稀に骨腫瘍などが原因で、股関節に急な痛みが生じることもあります。

 

これらの骨の病気は、専門家による詳細な検査が必要となります。

 

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2.3 神経の圧迫や損傷による痛み

 

股関節そのものに問題がなくても、腰や骨盤周辺の神経が圧迫されたり損傷したりすることで、右股関節に痛みが放散されることがあります。

 

これは「関連痛」と呼ばれる現象です。

 

 

2.3.1 腰椎椎間板ヘルニアが右股関節に影響

 

腰椎椎間板ヘルニアは、腰の骨の間にあるクッション材(椎間板)が飛び出し、近くを通る神経を圧迫する病気です。

 

この神経の圧迫が、右股関節周辺に痛みやしびれとして現れることがあります。

 

特に、腰から右のお尻、太ももの裏側、ふくらはぎ、足先にかけての痛みやしびれが特徴的ですが、股関節の付け根や外側に違和感や痛みを感じる方もいらっしゃいます。

 

これは、腰から伸びる神経が股関節周辺の感覚を司っているため、神経が圧迫されると、その神経が支配する領域全体に症状が出ることがあるからです。

 

右側のヘルニアが原因であれば、右股関節に症状が出やすくなります。

 

 

2.3.2 坐骨神経痛が右側に出るケース

 

坐骨神経痛は、坐骨神経の走行に沿って、お尻から太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて生じる痛みやしびれの総称です。

 

前述の梨状筋症候群や腰椎椎間板ヘルニアなどが原因で、坐骨神経が刺激されることで起こります。

 

右側の坐骨神経に何らかの刺激や圧迫がある場合、右股関節周辺にも痛みや違和感を感じることがあります。

 

痛みは、電気が走るような鋭い痛み、ズキズキとした痛み、重だるい痛みなど様々です。

 

また、しびれや感覚の異常、筋力低下を伴うこともあります。

 

急に痛みが強くなることもあり、特に体をひねったり、前かがみになったりする動作で症状が悪化する傾向があります。

 

 

2.4 稀に考えられるその他の原因

 

股関節の痛みは、整形外科的な問題だけでなく、内臓の病気が原因で起こることも稀にあります。

 

これは、内臓の痛みと股関節周辺の神経が関連しているためです。

 

 

2.4.1 婦人科系疾患や内科系疾患との関連

 

女性の場合、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫などの婦人科系疾患が、骨盤内の神経を刺激し、右股関節周辺に痛みを放散することがあります。

 

特に生理周期に合わせて痛みが強くなる、下腹部痛と同時に股関節痛が現れるといった場合は、これらの可能性も考慮する必要があります。

 

また、尿路結石、虫垂炎(盲腸)、大腸憩室炎など、右下腹部や骨盤内にある臓器の炎症が、股関節周辺に痛みを引き起こすこともあります。

 

これらの疾患による痛みは、発熱や吐き気、排尿時の痛み、便通異常など、他の症状を伴うことが多いため、全身の状態をよく観察することが重要です。

 

急な股関節の痛みに加えて、これらの症状が見られる場合は、専門家による速やかな評価が求められます。

 

 

3. 右股関節の痛みを診断する方法と治療の選択肢

 

右股関節に急な痛みを感じたとき、その原因を正確に突き止め、適切な治療を選択することが、症状の改善と早期回復への第一歩となります。

 

ご自身の判断だけで対処するのではなく、専門の知識を持つ機関で適切な診断を受けることが大切です。

 

 

3.1 整形外科での正確な診断プロセス

 

股関節の痛みは多岐にわたる原因が考えられるため、専門の医療機関で正確な診断を受けることが極めて重要です。

 

ここでは、一般的に行われる診断プロセスについて詳しくご説明します。

 

まず、問診では、いつから、どのような状況で痛みが出始めたのか、痛みの性質(鋭い痛み、鈍い痛みなど)、強さ、痛む動作、既往歴、現在の生活習慣などを詳しくお伺いします

 

これにより、痛みの原因を絞り込むための重要な手がかりを得ることができます。

 

次に、視診や触診を通じて、股関節の動きの範囲や制限、痛みが生じる特定の動き、筋肉の緊張、腫れ、熱感などを確認します

 

また、歩き方や姿勢のバランスも観察し、痛みがどこから来ているのかを総合的に判断します。

 

これらの診察に加え、より詳細な情報を得るために、以下のような画像検査が行われることがあります。

 

診断方法 目的と確認できること
レントゲン検査(X線検査) 股関節の骨の形や関節の隙間、骨の変形や異常、骨折の有無などを確認します。

変形性股関節症の進行度合いを評価する上で基本的な検査です。

MRI検査(磁気共鳴画像法) 骨だけでなく、軟骨、靭帯、筋肉、関節包、関節唇、神経などの軟部組織の状態を詳細に確認できます。

股関節唇損傷や大腿骨頭壊死症、筋肉や腱の炎症、神経の圧迫などを特定するのに非常に有効です。

CT検査(コンピューター断層撮影) 骨の立体的な構造や微細な変化をより詳細に把握できます。

複雑な骨折や骨の奇形、骨腫瘍などの診断に用いられることがあります。

超音波検査(エコー検査) 筋肉や腱の炎症、液体の貯留、血流の状態などをリアルタイムで確認できます。

動的な評価が可能で、特定の動作での痛みの原因を探るのに役立ちます。

 

これらの検査結果を総合的に判断することで、痛みの正確な原因を特定し、その方に最適な治療計画を立てることが可能になります。

 

 

3.2 保存療法で痛みを和らげる

 

股関節の痛みの多くは、手術をせずに症状の改善を目指す「保存療法」から始められます。

 

保存療法は、痛みを和らげ、股関節の機能を回復させ、日常生活の質を高めることを目的としています

 

 

3.2.1 薬物療法と物理療法

 

痛みの軽減と炎症の抑制を目的として、様々な治療法が用いられます。

 

  • 薬物療法痛みや炎症を抑えるために、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の内服薬や外用薬(湿布、塗り薬)が処方されることがあります。痛みが強い場合には、神経ブロック注射などが行われることもあります。これらの薬は、痛みのサイクルを断ち切り、リハビリテーションなど他の治療法を効果的に進めるための補助的な役割を果たします。
  • 物理療法物理療法では、温熱療法や寒冷療法、電気療法、超音波療法、牽引療法などを用いて、血行促進、筋肉の緊張緩和、痛みの軽減を図ります。例えば、温熱療法は筋肉の柔軟性を高め、血流を改善し、痛みを和らげる効果が期待できます。電気療法は、神経や筋肉に刺激を与え、痛みの伝達を抑制したり、筋肉の働きを促したりします。

3.2.2 リハビリテーションと運動療法

 

痛みが落ち着いてきたら、股関節の機能改善と再発防止を目的としたリハビリテーションや運動療法が非常に重要になります

 

  • リハビリテーション専門家の指導のもと、股関節の可動域を広げるストレッチや、股関節を支えるお尻や体幹の筋肉を強化するトレーニングを行います。これにより、股関節への負担を軽減し、安定性を高めることができます。また、正しい体の使い方や姿勢の指導も行われ、日常生活での痛みの誘発を防ぐことを目指します。
  • 運動療法ご自身の状態に合わせた運動を継続することが大切です。例えば、水泳やウォーキングなどの軽い有酸素運動は、股関節に過度な負担をかけずに全身の筋力を維持し、関節の動きを滑らかにするのに役立ちます。また、ご自宅でできる簡単なストレッチや筋力トレーニングも、専門家の指導のもと、日課に取り入れることで、症状の改善と予防につながります。

 

保存療法は、継続することで効果が期待できる治療法です。

 

焦らず、専門家と相談しながら、ご自身に合った方法を見つけて、根気強く取り組んでいくことが大切です

 

 

3.3 手術療法が必要なケース

 

右股関節の痛みに対して保存療法を続けても改善が見られない場合や、症状が進行して日常生活に著しい支障をきたしている場合、また、特定の疾患(大腿骨頭壊死症の進行例や重度の変形性股関節症など)においては、手術療法が検討されることがあります

 

手術の目的は、痛みの根本的な原因を取り除き、股関節の機能を回復させ、生活の質を向上させることにあります

 

手術の種類は、診断された病態や患者さんの年齢、活動レベルなどによって多岐にわたります。

 

例えば、関節の変形が進んでいる場合には、人工股関節置換術が選択されることがありますし、関節唇の損傷に対しては、関節鏡を用いた修復術が行われることもあります。

 

手術療法は、保存療法では得られない根本的な改善が期待できる一方で、体への負担や回復までの期間、リハビリテーションの必要性なども考慮する必要があります

 

手術の必要性や方法については、専門家から十分な説明を受け、メリットとデメリットを理解した上で、ご自身の意思で選択することが大切です。

 

 

4. 右だけ股関節が急に痛い時の応急処置と日常生活の注意点

 

右の股関節が急に痛むと、日常生活に大きな支障をきたし、不安を感じるものです。

 

しかし、適切な応急処置と日頃の注意点を実践することで、痛みを和らげ、さらなる悪化を防ぐことが期待できます

 

ここでは、ご自身でできる対処法と、痛みを繰り返さないための生活習慣のポイントをご紹介します。

 

 

4.1 痛む時の正しい対処法

 

急な股関節の痛みに対して、まずは落ち着いて適切な応急処置を行いましょう。

 

状況に応じた対処が、痛みの緩和と回復の第一歩となります。

 

 

4.1.1 安静にする

 

痛みが急に現れた場合は、無理に動かさず、まずは安静にすることが最も重要です

 

痛む動作を避け、股関節に負担がかからない楽な姿勢で横になりましょう。

 

例えば、仰向けに寝て膝を軽く立てる姿勢や、横向きで膝の間にクッションを挟む姿勢などが股関節への負担を軽減します。

 

痛みが強い時は、無理をして家事や仕事を行うのは控え、体を休ませることを優先してください。

 

 

4.1.2 冷やす・温める

 

痛みの性質によって、冷やすか温めるかの判断が変わります。

 

どちらが良いか迷う場合は、以下の表を参考にしてください。

 

対処法 目的 具体的な状況 方法
冷やす(アイシング) 炎症を抑える
痛みを軽減する
急な強い痛み
熱を持っている
腫れている
運動後など
ビニール袋に氷と少量の水を入れて患部に当てる(15~20分程度)。
凍傷を防ぐため、タオルで包んで使用してください。
温める(温熱療法) 血行を促進する
筋肉の緊張を和らげる
慢性的な痛み
こわばりを感じる
血行不良が疑われる場合
温かいタオル、蒸しタオル、使い捨てカイロなどを患部に当てる。
入浴で全身を温めるのも効果的です。

 

冷やす場合も温める場合も、皮膚に直接当てて長時間行わないよう注意し、必ず皮膚の状態を確認しながら実施してください

 

 

4.1.3 市販薬の活用

 

一時的な痛みの緩和には、市販の痛み止め(内服薬や湿布など)も有効です。

 

消炎鎮痛成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。

 

ただし、これはあくまで一時的な対処であり、根本的な治療ではありません

 

症状が改善しない場合や悪化する場合は、早めに専門家にご相談ください。

 

 

4.2 避けるべき動作と姿勢

 

股関節の痛みを悪化させないためには、日常生活の中で意識的に避けるべき動作や姿勢があります。

 

これらを心がけることで、股関節への負担を軽減し、回復を促すことができます。

 

4.2.1 股関節に負担をかける動作

 

以下のような動作は、股関節に大きな負担をかけ、痛みを悪化させる可能性がありますので、できる限り避けるようにしましょう。

 

  • 急なひねり動作や、勢いよく立ち上がる・座る動作
  • 重い荷物を持ち上げる、運ぶ動作(特に片側だけに負担をかける持ち方)
  • 長時間同じ姿勢を続けること(特に座りっぱなしや立ちっぱなし)
  • 股関節を大きく開く、深く曲げるストレッチや運動
  • 階段の昇り降りや坂道での無理な歩行

 

特に、痛みがある時に無理をして運動を続けることは避けてください

 

痛みが和らいでから、専門家のアドバイスのもとで適切な運動を再開するようにしましょう。

 

 

4.2.2 避けるべき姿勢

 

日常生活で無意識にとっている姿勢が、股関節に負担をかけていることがあります。

 

意識的に改善することで、痛みの軽減につながります。

 

  • 足を組む姿勢:骨盤がゆがみ、股関節に不均等な負担がかかります。
  • 横座りやぺたんこ座り:股関節が不自然にひねられ、関節に大きなストレスを与えます。
  • 片足に体重をかける姿勢:左右のバランスが崩れ、片側の股関節に過度な負担がかかります。
  • 猫背や反り腰:体の重心がずれ、股関節への負担が増加します。

 

座る際は、両足を揃えて深く座り、背筋を伸ばすことを意識してください

 

立つ際も、両足に均等に体重をかけるように心がけましょう。

 

 

4.3 再発を防ぐためのセルフケア

 

一度痛みが治まっても、生活習慣を見直さなければ再発のリスクは高まります。

 

日頃から股関節を労わるセルフケアを継続し、健康な状態を維持しましょう。

 

 

4.3.1 正しい姿勢の意識

 

立つ、座る、歩くといった日常の動作において、常に正しい姿勢を意識することが大切です

 

正しい姿勢は、体の重心を適切に保ち、股関節への負担を最小限に抑えます。

 

鏡で自分の姿勢をチェックしたり、意識的に背筋を伸ばしたりすることから始めてみましょう。

 

 

4.3.2 適度な運動とストレッチ

 

股関節周辺の筋肉を強化し、柔軟性を保つことは、痛みの予防に非常に効果的です。

 

ただし、痛みが強い時には無理に行わず、痛みのない範囲でゆっくりと行うことが重要です

 

  • ウォーキング:無理のない範囲で、正しい歩き方を意識して行いましょう。
  • 股関節周りのストレッチ:太ももの前や後ろ、お尻の筋肉などをゆっくりと伸ばし、股関節の可動域を保ちましょう。反動をつけず、呼吸を意識しながらじっくりと伸ばしてください。
  • 体幹トレーニング:体幹を鍛えることで、体の安定性が増し、股関節への負担を軽減できます。

 

どのような運動やストレッチがご自身に適しているか不安な場合は、専門家にご相談ください。

 

4.3.3 体重管理

 

体重が増加すると、股関節にかかる負担も比例して大きくなります。

 

適正体重を維持することは、股関節の健康を守る上で非常に重要です

 

バランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせ、無理のない範囲で体重管理を心がけましょう。

 

 

4.3.4 体を冷やさない工夫

 

体が冷えると、筋肉がこわばり、血行が悪くなることで痛みが悪化することがあります。

 

特に冬場や冷房の効いた部屋では、ひざ掛けや腹巻き、温かい服装で股関節周りを冷やさないように工夫しましょう

 

入浴で体を芯から温めるのも効果的です。

 

4.3.5 靴選びと睡眠環境

 

  • 靴選び:クッション性があり、ヒールが高すぎない、ご自身の足に合った靴を選びましょう。不安定な靴やサイズの合わない靴は、歩行時の股関節への負担を増やします。
  • 睡眠環境:寝具(マットレスや枕)が体に合っていないと、寝ている間に股関節に負担がかかることがあります。適度な硬さで体圧を分散してくれるマットレスを選ぶなど、快適な睡眠環境を整えることも大切です。

 

これらのセルフケアは、日々の積み重ねが重要です。

 

ご自身の体と向き合い、無理なく続けられる方法を見つけて、股関節の健康を維持していきましょう。

 

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5. まとめ

 

右股関節が急に痛むという症状は、日常生活に大きな不安をもたらすことでしょう。

 

その原因は、単なる筋肉の使いすぎや炎症、梨状筋症候群といった股関節周辺のトラブルから、変形性股関節症の初期症状、股関節唇損傷、大腿骨頭壊死症といった股関節内部の構造的な問題、さらには腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛など神経の圧迫によるものまで、非常に多岐にわたります。

 

稀に婦人科系や内科系の疾患が関連しているケースもあります。

 

これらの多様な原因は、体の構造上、あるいは特定の動作や習慣によって右側に負担が集中することで、右側だけに急な痛みとして現れることがあります。

 

特に、股関節内部の構造的な問題や神経の圧迫などは、放置すると症状が悪化したり、回復に時間がかかったりする可能性があります。

 

痛みの正確な原因を特定し、適切な治療を受けるためには、自己判断せずに整形外科専門医による早期の診断が不可欠です。

 

当記事でご紹介したように、専門医による診察と検査を通じて、ご自身の痛みの根本的な原因を明らかにし、保存療法や場合によっては手術療法といった適切な治療の選択肢について相談することが大切です。

 

また、日頃からの正しい応急処置や、痛みを悪化させないための動作・姿勢への注意、再発を防ぐためのセルフケアも非常に重要です。

 

右股関節の急な痛みでお悩みの方は、決して無理をせず、早めに専門医にご相談ください。

 

何かお困りごとがありましたら、どうぞお気軽に当院へお問い合わせください。

 

 

柔道整復師 武田和樹 監修

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