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あなたのめまいはストレートネックが原因かも?そのメカニズムと見落としがちな要因を解説

頻繁に起こるめまいに悩んでいませんか?

 

もしかしたら、その不快な症状の原因は

 

「ストレートネック」

 

にあるかもしれません。

 

この記事では、ストレートネックがどのようにめまいを引き起こすのか、その複雑なメカニズムを詳しく解説します。

 

自律神経の乱れや血流の悪化、首の筋肉の緊張など、見落としがちな要因がめまいとどのように関連しているのかを理解し、あなたのめまいの特徴や見分け方、さらには簡単なセルフチェックや専門家への相談目安まで分かります。

 

めまいの本当の原因を知り、適切な対処への第一歩を踏み出しましょう。

 

 

1. ストレートネックとは?めまいとの意外な関係

 

人間の首の骨、つまり頸椎は、本来緩やかなS字カーブを描いています。

 

この自然なカーブは、平均約5kgもあるとされる頭の重さを効率よく支え、歩行や動作の際の衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしています。

 

しかし、この理想的なS字カーブが失われ、まっすぐな状態になってしまうことをストレートネックと呼びます。

 

 

近年では、スマートフォンやパソコンを長時間使用するライフスタイルが広まったことで、下を向く姿勢が定着し、首のS字カーブが失われる方が増えています。

 

そのため、「スマホ首」という別名で呼ばれることもあります。

 

首がまっすぐになることで、頭の重さが首や肩に直接的な負担としてかかりやすくなり、首周りの筋肉は常に緊張した状態に置かれます。

 

 

多くの方がストレートネックと聞くと、まず肩こりや首の痛み、さらには頭痛といった症状を想像されるかもしれません。

 

確かにこれらの症状はストレートネックの代表的な不調です。

 

しかし、実はストレートネックは、意外にもめまいの原因となることも少なくありません。

 

 

首の構造は非常にデリケートであり、脳へとつながる重要な神経や血管が集中している部位です。

 

ストレートネックによって首の骨格が歪み、周囲の筋肉が慢性的に緊張すると、これらの神経や血管に影響を及ぼす可能性があります。

 

その結果、単なる痛みだけでなく、平衡感覚を司る神経や自律神経の働きにも乱れが生じ、めまいという形で体に現れることがあるのです。

 

この章では、ストレートネックがどのような状態であるかを深く掘り下げ、なぜそれがめまいと関連するのか、その見過ごされがちな関係性について解説していきます。

 

 

2. ストレートネックがめまいを引き起こすメカニズム

 

ストレートネックは、本来緩やかなS字カーブを描く首の骨(頸椎)が、まっすぐになってしまう状態を指します。

 

この状態が単なる首の不調に留まらず、なぜめまいという複雑な症状を引き起こすのか、そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。

 

主に、自律神経の乱れと血流悪化、首の筋肉の緊張と神経圧迫、そして平衡感覚への影響という三つの側面から、めまいとの関連を説明することができます。

 

 

2.1 自律神経の乱れと血流悪化 ストレートネックがめまいの原因となる理由

 

私たちの体は、心臓の拍動や呼吸、消化といった生命活動を、意識することなく自律神経によって調整しています。

 

ストレートネックになると、頭が体よりも前に突き出るような不自然な姿勢が常態化しやすくなります。

 

この姿勢は、首や肩周りの筋肉に常に過度な負担をかけ、慢性的な緊張状態を生み出します。

 

 

首の筋肉が硬く緊張すると、その周辺を通る血管が圧迫されることがあります。

 

特に、脳へ血液を送る重要な血管の一つである椎骨動脈は、首の骨の中を通っています。

 

ストレートネックによって首の骨の並びが乱れると、この椎骨動脈の流れが妨げられ、脳への血流が一時的に悪化する可能性があります。

 

脳への血流不足は、めまいを引き起こす直接的な原因の一つとして知られています。

 

 

さらに、首の周りには自律神経の重要な中継地点である神経節が存在します。

 

首の筋肉の緊張や骨格の歪みがこれらの神経に持続的な刺激を与え続けると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。

 

特に、体を活動モードにする「交感神経」が過剰に優位になりすぎると、血管が収縮しやすくなり、血流の調節がうまくいかなくなることがあります。

 

このような自律神経の乱れが、めまいやふらつきといった不快な症状として現れることがあります。

 

 

2.2 首の筋肉の緊張と神経圧迫

 

ストレートネックの姿勢では、重い頭を支えるために首や肩の筋肉が常に過剰に働き続けなければなりません。

 

これにより、首の奥深くにあるインナーマッスルや、後頭部から首にかけて広がるアウターマッスルが硬く緊張しやすくなります。

 

これらの筋肉の緊張は、周辺を通る神経を圧迫することがあります。

 

 

例えば、後頭神経や頸神経叢といった神経が圧迫されると、首の痛みや肩こりだけでなく、頭痛や耳鳴り、そしてめまいといった症状を引き起こすことがあります。

 

神経が圧迫されることで、脳に送られる情報に異常が生じたり、あるいは平衡感覚を司る脳の領域に間接的な影響を与えたりすることが考えられます。

 

 

特に、首の付け根や後頭部の筋肉の緊張は、内耳の機能や平衡感覚を調整する脳幹に近い部分に影響を及ぼすことも指摘されています。

 

筋肉の過緊張が神経を刺激し、誤った信号が脳に伝わることで、体のバランスがうまく取れなくなり、結果としてめまいとして感じられるのです。

 

 

2.3 平衡感覚への影響

 

私たちの体は、目からの視覚情報、内耳にある三半規管や耳石器からの情報、そして首や足の裏などにある筋肉や関節のセンサー(固有受容感覚器)からの情報をもとに、常に平衡感覚を保っています。

 

これらの情報が脳で統合され、体の位置や動きが正確に認識されます。

 

 

ストレートネックの場合、首のS字カーブが失われ、頭が前方へ突き出た不自然な姿勢が常態化します。

 

この状態が続くと、首の深部にある固有受容感覚器が常に不正確な情報を脳に送り続けることになります。

 

例えば、頭の位置が実際よりも前に出ているにもかかわらず、センサーは「正常な位置にある」と誤った信号を送ってしまうような状況です。

 

 

脳は、目からの情報(視覚)、内耳からの情報(平衡感覚)、そして首からの情報(固有受容感覚)の三つを照合して、体のバランスを保とうとします。

 

しかし、ストレートネックによって首からの情報が他の情報と矛盾すると、脳内で情報処理の混乱が生じます。

 

この情報間の不一致が、めまいやふらつきとして自覚されることがあります。

 

特に、頭を動かした際や、暗闇で視覚情報が少ない状況でめまいが悪化しやすいのは、この情報伝達の混乱が顕著になるためと考えられます。

 

 

3. ストレートネックによるめまいの特徴と見分け方

 

ストレートネックが原因で起こるめまいには、いくつかの特徴があります。

 

ご自身の症状と照らし合わせることで、ストレートネックとの関連性を見極めるヒントになるでしょう。

 

 

3.1 どのようなめまいが起こるのか

 

ストレートネックによるめまいは、一般的な回転性のめまいとは異なる特徴を持つことが多いです。

 

どのようなめまいが起こるのか、具体的に見ていきましょう。

 

 

 

3.1.1 ふわふわとした浮遊感のあるめまい

 

ストレートネックが原因の場合、特徴的なのは「ふわふわ」とした浮遊感のあるめまいです。

 

地面が揺れるような、あるいは雲の上を歩いているような不安定な感覚に襲われることがあります。

 

まっすぐ歩きにくい、バランスが取りにくいと感じることも少なくありません。

 

 

このタイプのめまいは、頭を特定の方向に動かした時や、長時間同じ姿勢でいた後に悪化する傾向があります。

 

ぐるぐると周囲が回るような回転性のめまいとは異なり、耳の奥にある三半規管の問題とは区別されることが多いです。

 

自律神経の乱れや首周りの血流悪化が深く関与している可能性を示唆しています。

 

 

3.1.2 立ちくらみやふらつき

 

急に立ち上がった時に目の前が暗くなる、あるいは体がふらつくといった立ちくらみの症状も、ストレートネックによるめまいの特徴の一つです。

 

これは、脳への血流が一時的に不足することで起こります。

 

 

ストレートネックによって首周りの筋肉が緊張し、血管が圧迫されると、脳への血流が滞りやすくなります。

 

特に、首の姿勢が悪い状態が続くと、血流が悪化し、立ちくらみやふらつきが頻繁に起こることがあります。

 

 

3.2 めまい以外の随伴症状

 

ストレートネックによるめまいは、単独で起こるだけでなく、他の身体症状を伴うことが非常に多いです。

 

これらの症状も合わせて確認することで、ご自身のめまいがストレートネックと関連しているかを見極める手がかりになるでしょう。

 

 

3.2.1 首や肩の慢性的なこりや痛み

 

ストレートネックの代表的な症状として、首や肩の慢性的なこりや痛みが挙げられます。

 

めまいと同時にこれらの症状が現れている場合、ストレートネックが原因である可能性は高まります。

 

 

首の筋肉が常に緊張しているため、首の付け根から肩、さらには肩甲骨周辺や背中にかけて、重だるさや痛みが続くことがあります。

 

この筋肉の緊張が、めまいを引き起こすメカニズムの一部となっていることもあります。

 

 

3.2.2 頭痛や吐き気

 

首の緊張や血流悪化は、緊張型頭痛を引き起こすことがあります。

 

めまいがひどい場合や、自律神経の乱れが強い場合には、吐き気や倦怠感を伴うことも少なくありません。

 

これらの症状は、ストレートネックによる身体への負担が大きくなっているサインかもしれません。

 

 

3.2.3 手足のしびれや冷え

 

ストレートネックによって首の神経が圧迫されると、手や腕にしびれが生じることがあります。

 

また、首周りの血流が悪くなることで、全身の血行が悪くなり、手足の冷えを感じやすくなることもあります。

 

めまいと同時にこれらの症状がある場合も、ストレートネックとの関連を疑う一つの指標となります。

 

 

3.2.4 自律神経失調症状

 

ストレートネックは、自律神経のバランスを崩しやすい状態を作り出すことがあります。

 

そのため、めまい以外にも様々な自律神経失調症状を伴うことがあります。

 

これらの症状は、ストレートネックによる身体的ストレスが、さらに精神的なストレスを増幅させる悪循環を生むこともあります。

 

 

以下に、ストレートネックによるめまいと同時に現れることのある自律神経失調症状の例をまとめました。

 

 

症状の種類 具体的な症状
精神的な症状 不安感、イライラ、集中力の低下、不眠、気分の落ち込み
身体的な症状 動悸、息苦しさ、発汗、倦怠感、胃腸の不調(便秘・下痢)、耳鳴り、ドライアイ

 

 

これらの症状が複数当てはまる場合、ストレートネックがあなたのめまいの原因の一つである可能性を考えることができます。

 

 

4. 見落としがちなめまいの要因 ストレートネックとの複合的な関係

 

めまいの原因がストレートネックにあると感じていても、実は複数の要因が複雑に絡み合って症状を引き起こしているケースは少なくありません。

 

ストレートネックがめまいの一因であることは確かですが、見落としがちな他の要因が症状を悪化させたり、あるいはめまいの根本原因となっていたりすることもあります。

 

ここでは、ストレートネックと関連が深く、めまいを引き起こす可能性のある見落としがちな要因について詳しく解説します。

 

 

4.1 眼精疲労や顎関節症との関連

 

現代社会において、パソコンやスマートフォンの長時間使用は避けられない状況です。

 

これにより多くの人が眼精疲労を抱えていますが、この眼精疲労がストレートネックやめまいに深く関わっていることがあります。

 

 

目が疲れると、無意識のうちに首や肩の筋肉が緊張し、頭を前に突き出すような姿勢になりがちです。

 

この姿勢はストレートネックを悪化させる直接的な要因となります。

 

さらに、眼精疲労は自律神経のバランスを乱しやすく、血流の悪化やめまいを引き起こす可能性があります。

 

視覚からの情報が脳の平衡感覚に影響を与えることも指摘されており、目の疲れがめまいを誘発・悪化させることは十分に考えられます。

 

 

また、顎関節症もストレートネックとめまいの見落としがちな関連要因の一つです。

 

顎関節の不調は、咀嚼筋だけでなく、首や肩、頭部の筋肉にも連動して影響を及ぼします。

 

顎関節のバランスが崩れると、頭部の位置が不安定になり、首の筋肉に過度な負担がかかることでストレートネックを助長することがあります。

 

 

顎の不調からくる首の緊張は、血流や神経伝達にも影響を与え、めまいを引き起こすことがあります。

 

眼精疲労も顎関節症も、それぞれが単独でめまいを引き起こす可能性があるだけでなく、ストレートネックと複合することで、めまいをより強く、頻繁に引き起こすことにつながるのです。

 

 

4.2 ストレスや生活習慣の影響

 

私たちの心身は密接に繋がっており、精神的な要因や日々の生活習慣が、ストレートネックとめまいの関係に大きな影響を与えることがあります。

 

 

精神的なストレスは、自律神経のバランスを大きく乱す主要な原因の一つです。

 

自律神経が乱れると、血管の収縮や拡張がうまくいかなくなり、脳への血流が悪化したり、首や肩の筋肉が過度に緊張したりします。

 

これは、ストレートネックがめまいを引き起こすメカニズムと非常に似ており、ストレスが加わることで症状がさらに悪化する可能性があります。

 

 

また、不規則な生活習慣もめまいの見落としがちな要因です。

 

具体的には、睡眠不足、過労、運動不足、栄養バランスの偏りなどが挙げられます。

 

これらの習慣は、体の回復力を低下させ、自律神経の乱れを助長します。

 

特に、長時間同じ姿勢での作業やスマートフォンの使いすぎは、ストレートネックを悪化させる直接的な原因となり、結果としてめまいを誘発しやすくなります。

 

 

ストレスや生活習慣の乱れは、それ自体がめまいを引き起こすだけでなく、ストレートネックの状態を悪化させ、めまいの症状をより複雑に、そして慢性的にする可能性があります。

 

 

4.3 他の病気が原因の可能性

 

ストレートネックによるめまいと症状が似ているため、見過ごされがちな他の要因や、別の病気がめまいの根本原因である可能性も考慮する必要があります。

 

めまいは非常に多くの原因で起こる症状であり、ストレートネックだけに原因があると決めつけるのは危険です。

 

 

例えば、耳の奥にある平衡感覚を司る器官に問題がある場合、めまいが起こることがあります。

 

また、血圧の変動や貧血、一部の薬剤の副作用などによってもめまいが生じることがあります。

 

これらの症状は、首の動きや姿勢によって悪化することがあるため、ストレートネックによるめまいと混同されやすい傾向があります。

 

 

以下の表に、ストレートネックによるめまいと見分けがつきにくい、あるいは複合的に関係しうる他の要因の例をまとめました。

 

 

要因の種類 具体的な状態・特徴 ストレートネックとの関連・見分け方
耳のバランス器官の不調 特定の頭の動きで回転性のめまい、吐き気を伴うこともあります。 ストレートネックによるめまいは首の緊張や姿勢変化で悪化しやすいですが、耳の不調は頭位の変化に強く反応します。
自律神経の不調(全身性) 立ちくらみ、動悸、息苦しさ、倦怠感など、めまい以外の全身症状を伴うことがあります。 ストレートネックによる自律神経の乱れは首の神経圧迫が主な要因ですが、全身性の自律神経の不調はストレスや生活習慣がより強く影響します。
血圧の変動・貧血 立ち上がった際にクラっとする、顔色が悪い、だるさなど。 ストレートネックによるめまいは首の動きと関連しますが、血圧や貧血によるめまいは体位変換や全身状態に強く左右されます。
薬剤の影響 服用している薬の種類によっては、副作用としてめまいが現れることがあります。 新しい薬を飲み始めてからめまいが始まった場合は、その薬の影響も考慮する必要があります。

ストレートネックとの直接的な関連は低いことが多いです。

 

これらの要因は、ストレートネックによるめまいと症状が似ているだけでなく、お互いに影響し合い、めまいをさらに複雑なものにすることがあります。

 

ご自身のめまいがストレートネックだけによるものなのか、それとも他の要因も関係しているのかを慎重に見極めることが大切です。

 

 

5. あなたのめまいはストレートネックが原因か?セルフチェックと受診の目安

 

 

5.1 簡単なセルフチェック方法

 

ご自身のめまいがストレートネックと関連しているかどうか、まずは簡単なセルフチェックで確認してみましょう。

 

ただし、これらのチェックはあくまで目安であり、確定的な診断ではありませんのでご注意ください。

 

 

5.1.1 姿勢のチェック

 

普段の姿勢や、壁を使った簡単なチェックで、ストレートネックの傾向があるかを確認できます。

 

ご自身の姿勢を客観的に見てみましょう。

 

チェック項目 確認方法と判断の目安
横から見たときの耳と肩の位置 鏡で横からご自身の姿を見たとき、耳が肩よりも前に出ていませんか。

耳が肩の真上ではなく、明らかに前方に位置している場合は、ストレートネックの傾向があるかもしれません

壁を使った後頭部の確認 壁に背中とかかとをつけてまっすぐ立ったとき、後頭部が自然に壁につきますか。

後頭部が壁につかない、または無理に力を入れないとつかない場合は、首の生理的なカーブが失われている可能性があります

首の前の筋肉の張り 首の前面(顎の下から鎖骨にかけて)が常に張っている感じがしますか。

特に、顎を引いたときに首の前が詰まるような感覚がある場合、首の前の筋肉が過度に緊張し、ストレートネックが進行していることがあります

5.1.2 めまいと首の関連性チェック

 

めまいが特定の動作や状況で発生するかどうかを確認することで、ストレートネックとの関連性を探ることができます。

 

ご自身のめまいのパターンを振り返ってみましょう。

 

チェック項目 確認方法と判断の目安
首を後ろに反らしたときのめまい ゆっくりと首を後ろに反らしたときに、めまいが悪化したり、新たに発生したりしますか。

首の動きと連動してめまいが起こる場合、ストレートネックによる首への負担が影響している可能性が考えられます

長時間のデスクワーク後のめまい パソコン作業やスマートフォンの使用など、同じ姿勢を長時間続けた後にめまいを感じやすいですか。

首への負担が続くことで、首周りの血流が悪化し、めまいが誘発されている可能性があります

肩こりや首の痛みの有無 慢性的な肩こりや首の痛みに悩まされていますか。

これらの症状がめまいと同時に存在する場合、ストレートネックが複合的な原因となっていることがあります

頭痛や眼精疲労の有無 めまいと同時に、頭痛や目の奥の痛み、眼精疲労を感じることが多いですか。

首の緊張が原因で、頭部や目の周りの血流が悪化している可能性が考えられます

寝起きや寝返り時のめまい 朝起きたときや、寝返りを打ったときにめまいを感じることがありますか。

寝ている間の首の姿勢が原因で、めまいが誘発されている可能性があります

 

これらのセルフチェックで当てはまる項目が多い場合は、ストレートネックがめまいの原因の一つとなっている可能性が考えられます。

 

しかし、めまいの原因は一つではないことも多く、他の要因も考慮する必要があります。

 

5.2 専門家への相談が重要な理由

 

セルフチェックはあくまで自己判断の目安であり、めまいの原因は非常に多岐にわたります。

 

ストレートネックによるめまいは、そのメカニズムが複雑で、自律神経の乱れや血流悪化、他の身体の不調と複合的に発生しているケースも少なくありません

 

 

ご自身のめまいの原因を正確に把握し、適切なケアを受けるためには、専門家への相談が不可欠です。

 

専門家は、単にストレートネックの有無を確認するだけでなく、姿勢全体や生活習慣、筋肉のバランスなどを総合的に評価し、めまいの根本的な原因を探るサポートをしてくれます。

 

特に、めまいが頻繁に起こる、日常生活に支障をきたすほど強い、または他の不快な症状(手足のしびれ、強い頭痛、吐き気など)を伴う場合は、早期に専門家のアドバイスを受けることが重要です

 

専門家による適切な姿勢の分析や、首や肩周りの筋肉のケア、骨格の調整などにより、めまいの改善だけでなく、再発防止にもつながることが期待できます。

 

 

自己判断や一時的な対処にとどまらず、専門的な視点からのアドバイスと継続的なケアを通じて、めまいのない快適な生活を取り戻しましょう

 

ご自身の身体の状態を正しく理解し、適切なケアを受けることが、めまいを改善し、健やかな毎日を送るための第一歩となります。

6. まとめ

 

あなたのめまいは、ストレートネックが原因となっている可能性が十分にあります。

 

首のカーブが失われることで、自律神経の乱れや血流悪化、首の筋肉の緊張などが複雑に絡み合い、めまいを引き起こす可能性があります。

 

また、眼精疲労やストレスなど、見落としがちな要因との複合的な関係も考慮することが大切です。

 

ご自身の症状に心当たりがある場合は、決して自己判断せず、専門医に相談し適切な診断と治療を受けることが重要です。

 

何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

 

 

柔道整復師 武田和樹 監修

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