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【手のしびれ】そのしびれ、首が原因かも?頸椎椎間板ヘルニアについて解説

【手のしびれ】そのしびれ、首が原因かも?頸椎椎間板ヘルニアについて解説

 

首からくる手のしびれでお困りではありませんか?

もしかしたら頸椎椎間板ヘルニアかもしれません。

 

「肩こりがひどい」

「首を動かすと手がしびれる」

 

こんな悩みはないでしょうか?

肩こりや手のしびれは頸椎椎間板ヘルニアが原因の可能性があります。

では、頸椎椎間板ヘルニアによる手のしびれはどうしたら改善するのでしょうか。

この記事では、手のしびれの原因を解説し、改善するためのストレッチを解説します。

 

頸椎椎間板ヘルニアによるしびれ

頸椎椎間板ヘルニアでは以下の場面で手のしびれが出現する可能性があります。

あなたは当てはまるでしょうか?

 

  • 上を向いたときに腕に痛みが走り、手がしびれる
  • デスクワークしていると手がしびれてくる
  • 細かい指先の動きがしびれてうまくできない

 

上記のように、動作に伴って症状が出現する場合は、頸椎椎間板ヘルニアの可能性があります。

 

ただ、手のしびれの原因にはさまざまな原因が関与しています。

例えば、脳卒中や動脈硬化により手足のしびれが出現することがあります。

このように命に関わる危険な疾患の場合もあるため、まずは病院を受診しましょう。

 

頸椎椎間板ヘルニアってどんな疾患?

頸椎椎間板ヘルニアの原因

頸椎には、脊髄という太い神経が通っています。

全身の神経はこの脊髄から伸びており重要な組織です。

そして、頸椎の間には椎間板というクッションがあります。

このクッションが破れて後方に飛び出し、神経を圧迫することが原因と考えられます

 

頭の重さは体重の約10%と推定され、体重60㎏であれば頭の重さは6㎏になります。

椎間板は、頭を365日支え続けているため常に負担がかかり老化が早くなります。

さらに、デスクワークで頭が前方へ移動していればもっと負担がかかるでしょう。

「参考」一般社団法人 日本血液製剤機構

頸椎椎間板ヘルニアの症状

症状は手のしびれ以外にもいくつかあります。

 

  • 首の痛み、肩こり、背中の痛み
  • 腕の痛みやだるさ、手のしびれ・むくみ
  • 頭痛、眼精疲労、耳鳴り

 

症状が進行すると、下肢が突っ張ったり、歩行障害、排尿障害が起きる場合もあります。

最初は痛みやしびれで済んでも、徐々に歩行障害・排尿障害など日常生活に大きく影響する症状が出現します。

そのため、早めに病院を受診しましょう。

 

首が原因で手のしびれが出現するのはなぜ?

出典:illustAC

首の周りには7本の神経が出ており、腕まで神経が伸びています。

そのため、首の動きにより神経を圧迫するようなストレスがかかると腕や手にしびれが出現します。

特に「頭を後ろに反らす動作」でしびれが出現する可能性があります。

なぜなら、神経は上記画像のような後方にある頸椎の隙間を通っているためです。

 

神経はそれぞれ支配している部位が異なります。

そのため、首の上部から出ている神経と首の下部から出ている神経では、圧迫されたときの症状が出る部位が異なります。

頸椎椎間板ヘルニアでは、首の下部に位置する神経が障害される傾向にあります。

以下で詳しく解説します。

参考:各疾患・いたみに

 

しびれがある部位と関与する神経(デルマトーム)

頸椎からは7本の神経が出ていますが、頸椎椎間板ヘルニアでは、特に3本の神経が障害される傾向にあります。

神経の配置はすごく複雑なため、ざっくり説明すると橈骨神経(C6)、正中神経(C7)、尺骨神経(C8)が関わっています。

それぞれの神経が障害されたときにしびれる部位は以下の通りです。

 

  • 橈骨神経(C6)の圧迫:手の親指側がしびれる
  • 正中神経(C7)の圧迫:手の人差し指・中指がしびれる
  • 尺骨神経(C8)の圧迫:手の小指側がしびれる

 

以下でイラストを用いて詳しく解説します。

 

手の親指側がしびれる(C6)

出典:illustAC

手の親指側は主に「橈骨神経」が支配している領域です。

朝起きたら腕がしびれていたことはありませんか?

これも橈骨神経の圧迫によるものです。

障害されると、手首を反らしたり、指の付け根を反らすことがやりにくくなります。

 

手の人差し指・中指あたりがしびれる(C7)

出典:illustAC

手の人差し指・中指は主に「正中神経」が通っている領域です。

正中神経は手の細かい運動に重要な神経であり、この領域がしびれると手が動かしにくくなります。

特に、手首を曲げる、指を曲げることがしにくくなります。

そのため、握力が低下し物をつかみづらくなるでしょう。

手の小指側がしびれる(C8)

出典:illustAC

手の小指側は主に「尺骨神経」が通っている領域です。

肘をぶつけた時にすごくしびれた経験はありませんか?

これは尺骨神経への刺激によるものです。

障害されると、薬指や小指が曲げづらくなりぎこちない動きになります。

 

では、手のしびれを改善するためにはどうしたらよいのでしょうか。

手軽なものとしてストレッチが挙げられます。

手のしびれを改善するためのストレッチ

日常生活で「手がしびれてきた」「首を動かすとしびれる」と感じる方は、以下のような生活をしている可能性があります。

 

  • ほとんどデスクワークの仕事をしている
  • 工事現場など上を向き続けて仕事をしている
  • 美容師など手を酷使する

 

どれも長時間姿勢を変えず、手を使いすぎるという特徴があります。

日常生活で気を付けるべきことは同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。

また、ストレッチにより筋肉を伸ばすことも大切です。

そこで、しびれを改善するためのストレッチを紹介します。

 

1、前腕を伸ばすストレッチ

出典:illustAC

 

<やり方>

  1. 片方の腕をまっすぐ前方に伸ばす
  2. 反対の手で指先を下方向へ押す
  3. 10秒ほどキープする

 

デスクワークをしている方や手をよく使う方は、前腕の筋肉がカチカチです。

仕事の合間などに10秒行うことでいつもより疲労もしびれも軽減されるでしょう。

2、首の後ろを伸ばすストレッチ

出典:illustAC

 

<やり方>

  • 両手を頭の後ろで組みます
  • その手で後頭部を押していきます
  • ゆっくり10秒ほど伸ばします

 

デスクワークしているときなど、頭部が前に出るような姿勢になります。

そうすると首の後ろ側の筋肉に大きな負担がかかります。

イラストのように後頭部を押して首の後ろを伸ばしましょう。

 

3、胸筋を伸ばすストレッチ

出典:illustAC

 

<やり方>

  1. 壁に前腕と手のひらをつけます
  2. 上半身を反対方向に捻り胸筋を伸ばします
  3. 10秒ほど保持します

デスクワークしていると頭が前方に出やすいと話しましたが、同時に背中も丸くなり胸筋がカチカチになります。

胸筋がカチカチだと首や肩の痛みにつながりやすいためストレッチは大切です。

 

※注意点として、これらのストレッチをしたときにしびれや痛みが増強する場合は行わないようにしてください。

 

長時間同じ姿勢をとらない

長時間同じ姿勢をとらず、適度に動くことが大切です。

筋肉は本来、伸び縮みするためずっと伸びた状態やずっと縮んだ状態は筋肉によくはありません。

仕事の合間に適度に身体を動かすことでいつもより疲労もしびれも軽減できるでしょう。

 

たけだ整骨院では全身を整える施術を提供しています

今回、紹介したストレッチだけで全ての症状を改善することは困難です。

そのため、足首・骨盤など全身を整えることが大切になります。

 

たけだ整骨院では頚椎ヘルニアの原因を探し出す為に、細かい問診、写真で身体全体のバランスを確認、首・骨盤・足首など全身を整え再発しない身体作りを目指します

 

私の院では単に痛みを取るだけでなく
1人1人きちんと問診、検査、カウンセリングをさせて頂き、
その患者さんに最適な治療法を選択し国家資格を持つ私が責任を持って施術させて頂きます。

施術の質を維持するために完全予約制で1日の施術人数を制限させて頂きます。



 

柔道整復師 武田和樹 監修

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