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1日5分で劇的改善!ストレートネックと猫背を治す究極のセルフケア

スマホやデスクワークで気づけば猫背、首が前に出ていませんか?

 

ストレートネックや猫背は、肩こりや首の痛み、頭痛など様々な不調を引き起こし、放置するとさらに深刻な問題につながることもあります。

 

しかし、ご安心ください。本記事では、その原因を徹底的に解説し、1日たった5分でできる効果的なセルフケア方法をご紹介します。

 

今日から実践できる簡単なストレッチやエクササイズで、長年の悩みを解消し、正しい姿勢と快適な体を取り戻しましょう。

 

理想の姿勢を手に入れて、毎日を快適に過ごせるようになります。

 

 

1. ストレートネックと猫背 あなたの姿勢は大丈夫?

 

鏡を見たとき、横から見たご自身の姿勢に違和感はありませんか。

 

多くの方が無意識のうちに、首が前に突き出ていたり、背中が丸まっていたりする姿勢になっているかもしれません。

 

この状態が長く続くと、ストレートネックや猫背と呼ばれる姿勢の歪みに繋がります。

 

ご自身の姿勢が健康な状態かどうか、まずは簡単なチェックから始めてみましょう。

 

壁を使った簡単なチェック方法です。

 

  • かかと、お尻、背中、後頭部を壁につけて立ちます。
  • このとき、腰と壁の間に手のひらがすっぽり入る程度が理想です。
  • もし腰と壁の間に拳が入るほど隙間があったり、後頭部が壁につかなかったりする場合は、姿勢に歪みが生じている可能性があります。

 

 

このような姿勢の歪みは、見た目だけでなく、私たちの体に様々な不調を引き起こす原因となります。

 

 

1.1 ストレートネックと猫背が引き起こす体の不調

 

「たかが姿勢の歪み」と軽視されがちですが、ストレートネックや猫背は、私たちの日常生活に潜む様々な体の不調と深く関係しています。

 

具体的にどのような症状が考えられるでしょうか。

 

部位 主な不調
首・肩 慢性的な首こりや肩こり、頭痛、首の痛み、寝違えやすさ
背中・腰 背中の張り、腰痛、姿勢の悪化による疲労感
腕・手 手のしびれ、腕のだるさ、指先の感覚の鈍さ
その他 めまい、吐き気、自律神経の乱れによる不眠や倦怠感、集中力の低下、呼吸の浅さ

 

これらの不調は、単独で現れることもあれば、複数同時に感じられることもあります。

 

特に、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用が多い方は、心当たりのある症状が多いかもしれません。

 

 

1.2 放置すると危険 ストレートネックと猫背のリスク

 

一時的な不調であればまだしも、ストレートネックや猫背を放置し続けると、その影響はさらに深刻なものへと発展する可能性があります。

 

ご自身の健康を守るためにも、そのリスクをしっかりと理解しておくことが大切です。

 

リスクの種類 具体的な内容
身体構造への影響 首の骨が本来のカーブを失い、まっすぐな状態に固定されてしまう。

 

背骨全体のバランスが崩れ、慢性的な痛みに発展する可能性があります。

神経への影響 首や背中の筋肉が硬くなり、神経が圧迫されることで、手のしびれや痛み、頭痛がさらに悪化することがあります。
内臓機能への影響 猫背により胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなることがあります。

 

また、内臓が圧迫されることで、消化器系の働きにも影響を及ぼす可能性も考えられます。

精神面への影響 自律神経の乱れが助長され、イライラや不安感が増すことがあります。

 

また、見た目の姿勢が悪くなることで、自信の喪失や消極的な気持ちに繋がることもあります。

見た目への影響 首が前に出て背中が丸まることで、実年齢よりも老けて見えたり、疲れた印象を与えたりすることがあります。

 

 

これらのリスクは、日々の生活の質を大きく低下させるだけでなく、将来的に体の回復をより困難にする可能性も秘めています。

 

手遅れになる前に、ご自身の姿勢と向き合い、適切なケアを始めることが重要です。

 

 

2. ストレートネックと猫背の原因を徹底解明

 

多くの方が悩むストレートネックと猫背は、実は日々の生活習慣の中にその原因が潜んでいます。

 

私たちの体は、普段の姿勢や動作によって良くも悪くも変化していきます。

 

無意識のうちに続けている小さな習慣が、やがて首や背中の大きな歪みへと繋がってしまうのです。

 

ここでは、ストレートネックと猫背を引き起こす主な原因を詳しく見ていきましょう。

 

 

2.1 日常生活に潜む姿勢の落とし穴

 

私たちは日常生活の中で、様々な姿勢を取っています。

 

しかし、その多くが知らず知らずのうちに首や背骨に負担をかけていることがあります。

 

特に、長時間同じ姿勢を続けることや、特定の動作を繰り返すことが、ストレートネックや猫背を招く大きな要因となるのです。

 

 

例えば、ソファに深く沈み込んでテレビを見る姿勢や、床に座って作業をする際の背中が丸まった姿勢など、楽だと感じる姿勢が実は体に負担をかけているケースは少なくありません。

 

また、片方の肩にばかりカバンをかける習慣や、寝るときの枕の高さが合っていないことなども、首や肩のバランスを崩し、ストレートネックや猫背を悪化させる原因となります。

 

以下に、日常生活で注意したい姿勢の落とし穴をまとめました。

 

習慣・姿勢 体に与える影響
ソファに深く座り込む姿勢 骨盤が後傾し、背中が丸まりやすくなります。

 

首が前に突き出し、ストレートネックと猫背を同時に悪化させる可能性があります。

床に座って作業をする姿勢 背中が丸まりやすく、特にあぐらや横座りでは骨盤の歪みも生じやすくなります。

 

首への負担も大きくなります。

片方の肩にばかりカバンをかける 体の左右のバランスが崩れ、肩や首の筋肉に偏った負担がかかります。

 

巻き肩や首の歪みに繋がることがあります。

合わない枕の使用 枕が高すぎると首が不自然に曲がり、低すぎると首が反りすぎてしまいます。

 

どちらも首への負担が大きく、ストレートネックの原因になります。

うつ伏せで寝る習慣 首を大きく横に向けるため、首の片側に長時間負担がかかります。

 

首の歪みや寝違えの原因となることがあります。

 

これらの習慣は、一つひとつは些細なことのように思えても、積み重なることで首や背骨の自然なカーブが失われ、ストレートネックや猫背へと進行するのです。

 

 

2.2 スマホやデスクワークが招くストレートネックと猫背

 

現代社会において、ストレートネックと猫背の主な原因として挙げられるのが、スマートフォンやパソコンを使った長時間の作業です。

 

デジタルデバイスの普及により、私たちの生活は便利になりましたが、その一方で姿勢への悪影響も増えています。

 

 

2.2.1 スマホが引き起こす「スマホ首」のメカニズム

 

スマートフォンを使用する際、多くの人は無意識のうちに頭を前に突き出し、うつむいた姿勢を取っています。

 

この姿勢は「スマホ首」とも呼ばれ、首に非常に大きな負担をかけます。

 

人間の頭の重さは約5~6kgと言われていますが、首が前に傾く角度が大きくなるほど、首にかかる負担は何倍にも増大します。

 

  • 15度傾くと約12kg
  • 30度傾くと約18kg
  • 60度傾くと約27kg

 

 

これほどの重さが長時間首にかかり続けると、首の筋肉は常に緊張し、疲労が蓄積します。

 

その結果、首のS字カーブが失われ、まっすぐな状態、つまりストレートネックへと変化していくのです。

 

また、首が前に出ると、連動して背中も丸まりやすくなり、猫背も進行してしまいます。

 

 

2.2.2 デスクワークがもたらす姿勢の歪み

 

パソコンを使ったデスクワークも、ストレートネックと猫背の大きな原因の一つです。

 

長時間座りっぱなしで作業を続けると、以下のような姿勢の悪化が起こりやすくなります。

 

  • 前傾姿勢
    モニターを覗き込むように体が前に傾き、顎が突き出た状態になりがちです。

    これはスマホ首と同様に、首に大きな負担をかけます。

  • 巻き肩

    キーボードやマウスの操作で腕を前に出す時間が長いため、肩が内側に丸まりやすくなります。

    これが猫背の典型的な特徴である巻き肩に繋がります。

  • 骨盤の後傾

    椅子に浅く座ったり、深く座りすぎたりすることで、骨盤が後ろに傾き、背骨の自然なS字カーブが失われます。

    これにより、背中が丸くなり、猫背が進行します。

  • 集中による無意識の力み


    作業に集中すると、無意識のうちに肩や首に力が入ってしまい、筋肉が緊張しやすくなります。

    これが血行不良や筋肉の硬直を引き起こし、ストレートネックや猫背を悪化させます。

適切な椅子の高さ、モニターの位置、キーボードやマウスの配置ができていないと、これらの悪姿勢はさらに助長されます。

 

また、休憩を挟まずに長時間同じ姿勢を続けることも、筋肉の硬直や血行不良を招き、ストレートネックと猫背を悪化させる要因となるのです。

 

 

3. 1日5分で変わる ストレートネックと猫背を改善する究極のセルフケア

 

ストレートネックや猫背の改善は、決して難しいことではありません。

 

大切なのは、毎日少しずつでも継続すること。

 

 

たった1日5分でも、正しいセルフケアを続けることで、体は確実に変化していきます。

 

 

ここでは、自宅やオフィスで手軽に実践できる、効果的なストレッチとエクササイズをご紹介します。

 

 

 

3.1 【実践】首と肩の緊張をほぐす簡単ストレッチ

 

ストレートネックや猫背の主な原因の一つは、首や肩周りの筋肉の過度な緊張です。

 

 

この緊張を和らげることで、首の負担が軽減され、自然な姿勢へと導かれます。

 

 

まずは、硬くなった筋肉をゆっくりとほぐしていきましょう。

3.1.1 首の付け根を伸ばすストレッチ

 

このストレッチは、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で凝り固まった首の付け根の筋肉を、じんわりと伸ばすことを目的としています。

 

 

首の正しいカーブを取り戻す第一歩です。

 

目的 やり方 注意点
首の付け根の緊張緩和、首の自然なカーブの回復
  1. 椅子に座るか、まっすぐ立ちます。
  2. 片方の手を頭の上に置き、指先を耳の少し後ろあたりに添えます。
  3. ゆっくりと頭を横に倒し、首の付け根から肩にかけての筋肉が伸びているのを感じます。
  4. 呼吸を止めずに20秒から30秒間キープします。
  5. ゆっくりと頭を元の位置に戻し、反対側も同様に行います。
  • 無理に引っ張らず、心地よい伸びを感じる範囲で行ってください。
  • 痛みを感じたらすぐに中止してください。
  • 呼吸を意識し、リラックスして行いましょう。

3.1.2 肩甲骨を意識した巻き肩改善ストレッチ

 

巻き肩は、猫背と密接に関係しています。

 

 

肩甲骨周りの筋肉を動かし、胸を開くことで、正しい姿勢を保ちやすくなります。

 

 

肩甲骨を意識して動かすことが重要です。

 

目的 やり方 注意点
巻き肩の改善、胸郭の広がり、肩甲骨の可動域向上
  1. まっすぐ立ち、両腕を体の横に下ろします。
  2. 息を吸いながら、肩甲骨を背中の中心に寄せるように意識し、胸を大きく開きます。
  3. 同時に、腕を後ろに引くようにします。このとき、肩がすくまないように注意してください。
  4. 息を吐きながら、ゆっくりと元の姿勢に戻します。
  5. この動きを10回から15回繰り返します。
  • 反動をつけず、ゆっくりと肩甲骨の動きを感じながら行いましょう。
  • 肩甲骨がしっかりと寄っていることを意識してください。
  • 痛みを感じる場合は無理をしないでください。

3.2 【実践】猫背を解消する背中と胸のエクササイズ

 

猫背の改善には、背中の筋肉を強化し、同時に胸の筋肉を柔軟にすることが不可欠です。

 

 

これらのエクササイズは、背骨の自然なS字カーブを取り戻し、胸を張った美しい姿勢をサポートします。

 

 

 

3.2.1 壁を使った正しい姿勢チェックと改善エクササイズ

 

壁を使うことで、自分の姿勢を客観的に確認し、正しい姿勢を体に覚えさせることができます。

 

 

これは、日頃の姿勢の歪みに気づき、意識的に改善するための非常に効果的な方法です。

 

目的 やり方 注意点
正しい姿勢の確認と定着、背骨のS字カーブの意識
  1. 壁に背中を向けて立ち、かかとを壁から10cmほど離します。
  2. お尻、肩甲骨、後頭部が壁に触れるように意識します。
  3. もし、後頭部が壁に触れない場合は、顎を軽く引き、首の後ろを伸ばすように意識して壁に近づけます。
  4. この正しい姿勢を30秒から1分間キープします。
  5. この姿勢を数回繰り返すことで、正しい立ち姿勢を体に覚えさせます。
  • 無理に壁に体を押し付けず、自然なS字カーブを意識してください。
  • 腰と壁の間に手のひら一枚分程度の隙間があるのが理想です。
  • 呼吸を止めず、リラックスして行いましょう。

3.2.2 呼吸を深める胸郭ストレッチ

 

猫背の人は胸郭が硬くなりがちで、呼吸が浅くなる傾向があります。

 

胸郭を広げるストレッチを行うことで、深い呼吸が可能になり、全身の酸素供給が改善され、リラックス効果も期待できます。

 

目的 やり方 注意点
胸郭の柔軟性向上、深い呼吸の促進、リラックス効果
  1. 椅子に座るか、床にあぐらで座ります。
  2. 両手を頭の後ろで組み、肘を横に開きます。
  3. 息を吸いながら、ゆっくりと胸を天井に向かって開くように上体を反らします。
  4. このとき、肘をさらに大きく開き、肩甲骨を寄せるように意識します。
  5. 息を吐きながら、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
  6. この動きを5回から10回繰り返します。
  • 腰を反りすぎないように注意し、胸郭の広がりを意識してください。
  • 呼吸と動きを連動させ、ゆっくりと丁寧に行いましょう。
  • 痛みを感じる場合は無理をしないでください。

3.3 隙間時間でできる姿勢リセット術

 

日中のちょっとした隙間時間にも、姿勢をリセットする簡単な習慣を取り入れることで、ストレートネックや猫背の進行を防ぎ、改善を促すことができます。

 

意識的に行うことで、正しい姿勢が徐々に体に定着していきます。

 

  • 座りながらの背伸び椅子に座ったまま、両腕を頭の上で組み、大きく背伸びをします。背中を丸めずに、天井に向かって体を伸ばすように意識してください。これは、固まりがちな背骨を伸ばし、胸を開く効果があります。数回繰り返すだけでも、気分転換と姿勢改善に役立ちます。
  • 肩回しと顎引き座っているときや立っているときに、意識的に肩を大きく後ろ回しします。これによって、巻き肩が改善され、胸が自然に開きます。同時に、顎を軽く引き、首の後ろを伸ばすように意識することで、ストレートネックの予防にもつながります。数回ずつ、こまめに行うことをおすすめします。
  • 立ち上がってリセット長時間座りっぱなしになる場合は、1時間に一度は立ち上がり、軽く体を動かしましょう。両手を腰に当てて軽く反る、腕を大きく振って歩くなど、簡単な動きで十分です。これにより、血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、姿勢のリセットにつながります。

4. セルフケア効果を最大化する生活習慣の改善

 

ストレートネックや猫背の改善には、日々のセルフケアだけでなく、生活習慣全体を見直すことが非常に重要です。

 

 

普段何気なく行っている動作や環境が、知らず知らずのうちに首や背中への負担を増やしている可能性があります。

 

 

ここでは、セルフケアの効果を最大限に引き出すための具体的な生活習慣の改善策をご紹介します。

 

 

 

4.1 正しい座り方と立ち方でストレートネックと猫背を予防

 

私たちの体は、重力の影響を常に受けています。

 

 

そのため、座り方や立ち方一つで、首や背骨への負担が大きく変わってきます。

 

 

正しい姿勢を意識することで、ストレートネックや猫背の予防、そして改善効果の持続につながります。

 

 

 

4.1.1 正しい座り方のポイント

 

長時間座る機会が多い方は、特に座り方を意識することが大切です。

 

 

以下のポイントを参考に、骨盤を立てた安定した座り方を心がけましょう。

 

 

  • 深く腰掛ける: 椅子の奥まで深く座り、お尻をしっかり支えます。
  • 骨盤を立てる: 座骨で座るイメージを持ち、骨盤が後ろに倒れないように意識します。
  • 足裏を床につける: 両足の裏全体をしっかりと床につけます。膝の角度は90度程度が理想です。
  • 背もたれを活用する: 背もたれに軽く寄りかかり、背骨の自然なS字カーブを保ちます。
  • 目線はまっすぐ: 顎を軽く引き、目線が自然に前を向くように調整します。

 

 

特にデスクワークでは、椅子の高さや机の高さも重要です。

 

 

肘が90度程度に曲がり、手首がまっすぐになる位置にキーボードやマウスを配置できるよう、椅子の高さを調整してください。

 

 

4.1.2 正しい立ち方のポイント

 

立ち姿勢も、ストレートネックや猫背に大きく影響します。

 

以下の点を意識して、体の軸が整った立ち方を目指しましょう。

 

  • 重心を意識する: 足裏全体で地面を捉え、重心は土踏まずあたりに置くようにします。
  • お腹を軽く引き締める: 腹筋を軽く意識し、お腹が前に出すぎないようにします。
  • 肩の力を抜く: 肩が上がらないようにリラックスさせ、耳と肩のラインが一直線になるようにします。
  • 顎を軽く引く: 顎を引きすぎず、上げすぎず、首の後ろが伸びる感覚で頭を真っ直ぐに保ちます。
  • 全身のバランス: 耳、肩、股関節、膝、くるぶしが一直線になるようなイメージで立ちます。

 

 

買い物中のレジ待ちや電車での移動中など、隙間時間にも意識して実践できるため、ぜひ習慣化してみてください。

 

 

 

4.2 睡眠環境を見直して首への負担を軽減

 

人生の約3分の1を占める睡眠時間は、首や背骨にとって非常に重要な回復の時間です。

 

しかし、不適切な睡眠環境は、ストレートネックや猫背を悪化させる原因にもなりかねません。

 

適切な寝具と寝姿勢で、首への負担を最小限に抑えましょう。

 

 

 

4.2.1 枕の選び方と使い方

 

枕は、寝ている間の首のカーブを支え、頭部の重みを分散させる重要な役割を担っています。

 

合わない枕は、頸椎に余計な負担をかけ、ストレートネックの原因や悪化につながります。

 

 

以下のポイントを参考に、ご自身に合った枕を選び、正しく使いましょう。

 

項目 ポイント
高さ 仰向けで寝た時に、首の自然なカーブが保たれ、顎が上がりすぎず、下がりすぎない高さが理想です。

 

横向きで寝る場合は、頭と背骨が一直線になる高さが目安です。

素材 適度な弾力があり、頭の重みをしっかり支えつつ、体圧を分散できる素材を選びましょう。

 

通気性も重要です。

形状 首の隙間を埋めるようにフィットし、寝返りを打っても頭が安定する形状が望ましいです。
使い方 枕は頭だけでなく、首の付け根から肩までをしっかり支えるように使います。

 

肩が枕にかかるくらいの位置に頭を乗せましょう。

4.2.2 マットレスと寝る姿勢

 

マットレスも、体全体の姿勢に影響を与えます。

 

柔らかすぎると体が沈み込み、背骨が不自然なカーブを描きやすくなります。

 

逆に硬すぎると、体の一部に圧力が集中し、血行不良や不快感につながることがあります。

  • マットレス: 体圧を適切に分散し、寝返りを打ちやすい適度な硬さのものを選びましょう。寝た時に背骨のS字カーブが自然に保たれることが理想です。
  • 寝る姿勢: 基本的には仰向けで寝るのが最も首や背骨に負担が少ないとされています。横向きで寝る場合は、枕の高さを調整し、膝の間にクッションを挟むことで、骨盤や背骨の歪みを軽減できます。うつ伏せ寝は首に大きな負担をかけるため、避けるようにしましょう。

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4.3 デスクワーク時の姿勢と休憩の取り方

 

デスクワークは、長時間同じ姿勢を保つことが多く、ストレートネックや猫背の大きな原因の一つです。

 

しかし、環境を整え、適切な休憩を取ることで、そのリスクを大幅に減らすことができます。

 

 

4.3.1 デスク環境の調整と正しい姿勢

 

以下のポイントを参考に、ご自身のデスク環境を見直し、正しい姿勢を保てるように調整しましょう。

 

項目 調整ポイント
モニターの位置 目線がモニターの上端か、やや下になるように調整します。

 

モニターとの距離は、腕を伸ばして指先が画面に触れる程度が目安です。

キーボード・マウス 肘が90度程度に曲がり、手首がまっすぐになる位置に配置します。

 

肩に力が入らない自然な位置を意識しましょう。

椅子の高さ 足裏全体が床につき、膝の角度が90度程度になるように調整します。

 

深く腰掛け、骨盤を立てることを意識してください。

背もたれ 背骨のS字カーブをサポートするような形状のものが理想です。

 

軽く寄りかかることで、腰への負担を軽減します。

肘掛け 肘掛けがある場合は、肩の力を抜いて肘を置ける高さに調整すると、肩への負担が減ります。

 

 

これらの調整を行うことで、首や肩、背中への負担が軽減され、集中力の維持にもつながります。

 

4.3.2 効果的な休憩の取り方

 

どんなに姿勢を意識しても、長時間同じ姿勢でいることは体に負担をかけます。

 

定期的な休憩を取り入れ、体をリセットしましょう。

 

  • こまめな休憩: 1時間に1回程度は立ち上がり、軽く体を動かすようにしましょう。
  • 簡単なストレッチ: 肩を回したり、首をゆっくり左右に傾けたり、背伸びをしたりするだけでも効果的です。これにより、血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎます。
  • 目と脳の休憩: デスクから離れて遠くの景色を見たり、目を閉じて休ませたりすることで、目の疲れや脳の疲労も軽減できます。

 

休憩は、単なる休息ではなく、体のリセットとパフォーマンス向上のための重要な時間です。

 

積極的に取り入れて、ストレートネックや猫背の改善をサポートしましょう。

 

 

5. よくある質問 ストレートネックと猫背の疑問を解消

 

5.1 どれくらいの期間で効果を実感できる?

 

ストレートネックや猫背の改善は、個人の体の状態や生活習慣、そしてセルフケアの継続性によって効果を実感するまでの期間が異なります

 

一般的には、すぐに劇的な変化が現れるわけではなく、段階的に改善していくものとご理解ください。

 

 

多くの場合、セルフケアを始めてから数週間で首や肩の緊張が和らぐ姿勢を意識しやすくなるといった小さな変化を感じ始めることがあります。

 

より明確な姿勢の改善や、それに伴う体の不調の軽減を実感するには、数ヶ月単位での継続が必要となるケースが多いです。

 

 

大切なのは、毎日少しずつでもセルフケアを続けることです。

 

短期間で効果が出なくても焦らず、ご自身の体の変化に意識を向けながら、地道に取り組んでいくことが成功への鍵となります。

 

また、セルフケアと並行して、正しい座り方や立ち方を意識するなど、日常生活での姿勢習慣を見直すことで、より早く効果を実感できる可能性が高まります。

 

 

5.2 痛みが強い場合はどうすれば良い?

 

セルフケアは、基本的に痛みのない範囲で行うことが大原則です。

 

もしストレートネックや猫背による痛みが強く、日常生活に支障をきたしている場合は、無理にセルフケアを続けることは避けてください。

 

 

ストレッチやエクササイズ中に鋭い痛みを感じたり、しびれが悪化したりする場合は、すぐに中止してください。

 

そのまま無理を続けると、かえって症状を悪化させてしまう恐れがあります。

 

このような状況では、ご自身の判断で対処しようとせず、体の専門家にご相談いただくことを強くおすすめします

 

 

専門家は、あなたの体の状態を詳しく評価し、痛みの原因を特定した上で、適切なアドバイスや施術を提案してくれます。

 

自己判断で痛みを我慢したり、誤った方法で対処したりすることは、長期的な改善を妨げる原因にもなりかねません。

 

安全かつ効果的にストレートネックと猫背を改善するためにも、痛みが強い時は迷わず専門家のサポートを求めるようにしてください

6. まとめ

 

ストレートネックと猫背は、日々の姿勢の積み重ねが原因で、様々な体の不調を引き起こします。

 

しかし、本記事でご紹介した1日5分のセルフケアと、正しい座り方や睡眠環境といった生活習慣の見直しを継続することで、あなたの姿勢は劇的に改善されるはずです。

 

無理なく続けられる簡単なケアから始めて、理想の姿勢と健康な体を取り戻しましょう。

 

もし、セルフケアだけでは改善が見られない場合や、痛みが強い場合は、無理をせず専門家にご相談ください。

 

何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

 

 

柔道整復師 武田和樹 監修

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