シンスプリント

シンスプリントとは?
走るスポーツやジャンプを繰り返す運動で
「すねの内側がズキズキ痛む…」
そんな経験ありませんか?
それはもしかするとシンスプリントかもしれません。
正式には「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」と呼ばれ、主にすねの内側(内側下1/3)に痛みが出るスポーツ障害の一つです。
【原因】シンスプリントが起こる理由
シンスプリントの主な原因は、使いすぎ(オーバーユース)です。特に、以下のような人に多く見られます。
・部活を始めたばかりの中高生
・マラソンや長距離ランナー
・ジャンプ動作の多いバスケ・バレー選手
・硬いグラウンドやアスファルトでの練習
ふくらはぎの筋肉(後脛骨筋・ヒラメ筋など)が繰り返し引っ張られることで、脛骨(すねの骨)の内側にある骨膜に炎症が起きてしまうのです。
また、偏平足や足のアライメント異常、硬い靴やすり減った靴の使用もリスクを高めます。
【症状】どんな痛み?
シンスプリントの特徴的な症状は以下の通りです。
・すねの内側にズーンとした鈍痛が出る
・走ると痛むが、安静にしていると楽になる
・初期はウォーミングアップ後に痛みが軽減するが、進行すると安静時も痛い
・押さえるとピンポイントで圧痛がある
※無理して運動を続けると、疲労骨折につながる恐れもあるので注意が必要です!
【診断と検査】
診察では、主に問診と触診によって判断します。
必要に応じてレントゲンやMRIで疲労骨折との鑑別を行う場合もあります。
【当院の施術】たけだ整骨院での対応
当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせて丁寧な問診・検査・施術を行います。
主な施術内容は以下の通り
① 炎症の軽減
まずは痛みの出ている部位を安静にし、微弱電流やレーザーで炎症を抑えます。
② 筋肉の調整
ふくらはぎや足裏、太ももの筋肉の緊張を手技やストレッチで緩め、骨膜への負担を軽減します。
③ 足のバランス改善
偏平足や足の歪みが原因になっている場合は、テーピングやインソールで足部のアライメントを整えます。
④ 再発予防のトレーニング指導
回復後は、正しいフォームやストレッチの方法、運動量の調整など、セルフケアも丁寧にサポートします!
【セルフケア】自宅でできる予防法
再発を防ぐために、以下のポイントを意識しましょう。
・運動前後のストレッチを忘れずに!
・急激な運動量アップは避ける
・自分の足に合ったシューズを選ぶ
・足裏やふくらはぎのマッサージやアイシングを習慣にする
まとめ
シンスプリントは、早期に適切な対処をすれば短期間での回復も十分可能です。
しかし、痛みを我慢して運動を続けると、疲労骨折などに発展することも…。
少しでも
「すねの内側が痛い」
と感じたら、無理せず早めに専門家へ相談しましょう!
たけだ整骨院では、痛みの改善だけでなく、再発しにくい身体づくりまで全力でサポートいたします。
スポーツを楽しみながら、ケガなく長く続けたい方は、ぜひ当院へご相談ください!
柔道整復師 武田和樹 監修