モートン病

モートン病とは?
「足の指のつけ根がジンジンする…」
「ヒールや革靴を履くと足の裏がビリビリする…」
そんな症状がある方は、モートン病(モートン神経腫)の可能性があります。
モートン病とは、足の指の間にある神経(足底神経)が圧迫・刺激されて起こる痛みやしびれの症状です。
特に多いのが、第3趾(中指)と第4趾(薬指)の間の痛みやしびれ。
中年以降の女性や、ハイヒールをよく履く方、立ち仕事が多い方に多く見られます。
【原因】なぜモートン病になるの?
モートン病の原因は、神経への圧迫や摩擦の繰り返しによって、神経が炎症を起こし、腫れてしまうことです。
以下のような状態が引き金になります
・足に合わない靴(ハイヒール・幅の狭い靴)
・中足骨(足の甲の骨)のアライメント異常
・扁平足や外反母趾などによる足裏の歪み
・長時間の立ち仕事や歩行
・硬い地面での運動
神経が圧迫されると、周囲の組織にこすれて神経腫(しんけいしゅ)=モートン神経腫ができ、痛みやしびれが起こるのです。
【症状】こんな症状はモートン病かも?
モートン病には、以下のような特徴的な症状があります。
・足の指のつけ根(特に第3-4趾間)にビリッとした痛み
・歩くと足裏に焼けるような感覚やしびれ
・長く歩くと痛みが悪化し、靴を脱いだり休むと楽になる
・指を広げると「カチッ」という感触(ムルダー徴候)
・足の裏に違和感や感覚の鈍さがある
症状が進行すると、安静にしていても痛みが続いたり、歩くのがつらくなることもあります。
【診断と見分け方】
モートン病は、以下の方法で診断します
・圧痛点の確認(第3-4中足骨間を押すと痛む)
・ムルダーサイン(足を横から圧迫しながら指の間を押すと「カチッ」と音がする)
・超音波やMRI検査で、神経腫の有無を確認する場合もあります。
他の疾患(外反母趾・中足骨疲労骨折・足底腱膜炎など)との鑑別が重要です。
【たけだ整骨院での施術】
モートン病は、保存療法(手術をしない治療)で改善するケースがほとんどです。
たけだ整骨院では、足の構造や姿勢をしっかり評価し、根本原因にアプローチした施術を行っています。
① 足の負担を軽減する施術
足裏のバランスを整え、神経への圧迫をやわらげるために、手技療法・筋膜リリース・骨格調整などを組み合わせて施術を行います。
② テーピング・インソール
足のアーチをサポートし、神経の圧迫を軽減するテーピングや足底板(オーダーインソール)を使用します。
③ 歩き方・姿勢の改善
歩行分析や足の着き方をチェックし、足にやさしい動き方を指導します。
④ セルフケア&再発予防
自宅でできるストレッチや筋力トレーニング、靴選びのアドバイスなど、再発を防ぐためのサポートも万全です!
【放っておくとどうなる?】
初期のうちは我慢できても、放置すると…
・神経の炎症が慢性化し、痛みが長引く
・歩き方が崩れて、膝や腰にも負担がかかる
・靴を履くだけで強い痛みが出るようになる
・最終的には手術を検討するケースも…
早めに対応することで、施術のみで改善する可能性が高くなります!
【予防のポイント】
日常生活の中でできる予防法はこちら
・足に合ったゆったりめの靴を選ぶ(ヒールや先の細い靴はNG)
・足裏・ふくらはぎのストレッチを習慣にする
・体重管理で足への負担を減らす
・足のアーチを支えるインソールの活用
長時間の立ち仕事や歩行のあとは、足を休ませるように意識する
まとめ
モートン病は、
「ちょっとした足のしびれや痛み」
から始まりますが、放っておくとどんどん悪化してしまう厄介な症状です。
でも、早期の適切な施術と足に合ったケアをすることで、しっかり改善が期待できます!
たけだ整骨院では、痛みの根本原因にアプローチした施術と、再発予防のアドバイスを徹底しています。
「足のつけ根がジンジンする」
「歩くと足裏が痛い」
そんなお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!
柔道整復師 武田和樹 監修