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もう悩まない!腰の痛み、真ん中の原因を特定し、適切なケアを見つけよう

腰の真ん中の痛みに悩まされていませんか?

 

デスクワークや立ち仕事、家事などで、腰に違和感や痛みを感じると、日常生活にも支障が出てきますよね。

 

特に、腰の真ん中の痛みは、一体何が原因なのか分からず、不安になる方も多いのではないでしょうか。

 

このページでは、腰の真ん中の痛みの原因を、筋肉の緊張、椎間板ヘルニア、腰椎症、内臓疾患など様々な側面から詳しく解説します。

 

痛みの種類や特徴、症状、セルフチェックの方法などもご紹介することで、ご自身の痛みの原因を特定するヒントになります。

 

さらに、痛みを和らげる方法や予防のための対策もご紹介するので、もう痛みで悩む必要はありません。

 

この記事を読み終える頃には、腰の真ん中の痛みへの理解が深まり、適切なケアに繋がる具体的な知識が身についているはずです。

 

 

1. 腰の真ん中の痛みの原因、一体何?

 

腰の真ん中の痛みは、様々な原因が考えられます。

 

筋肉の炎症、骨の異常、内臓の疾患など、多岐にわたるため、痛みの原因を特定することは容易ではありません。

 

ここでは、腰の真ん中の痛みの主な原因を詳しく解説していきます。

 

 

1.1 筋肉の緊張や炎症

 

腰の真ん中の痛みで最も多い原因は、筋肉の緊張や炎症です。

 

日常生活での姿勢の悪さや、急に重いものを持ち上げた時などに、腰周りの筋肉に負担がかかり、炎症を起こすことがあります。

 

特に、腰の深部にある筋肉は、姿勢を維持する上で重要な役割を果たしているため、負担がかかりやすく、痛みが発生しやすい部位です。

 

1.1.1 腰方形筋

 

腰方形筋は、肋骨と骨盤をつないでいる筋肉で、腰を横に曲げたり、体を支える役割を担っています。

 

長時間同じ姿勢でいたり、無理な姿勢をとったりすると、腰方形筋に負担がかかり、痛みや炎症を引き起こすことがあります。

 

また、咳やくしゃみなどでも腰方形筋に負担がかかることがあります。

 

 

1.1.2 脊柱起立筋

 

脊柱起立筋は、背骨に沿って縦に伸びている筋肉群で、姿勢を維持したり、体を反らせたりする際に働きます。

 

デスクワークなどで長時間座りっぱなしだと、脊柱起立筋が緊張しやすく、腰の真ん中の痛みにつながることがあります。

 

また、運動不足も脊柱起立筋の柔軟性を低下させ、痛みを引き起こす原因となります。

 

1.2 椎間板ヘルニア

 

背骨の骨と骨の間にある椎間板という組織が、外に飛び出して神経を圧迫することで、腰の真ん中に痛みやしびれを引き起こすことがあります。

 

重いものを持ち上げる急に体をひねるなどの動作がきっかけで発症することがあります。

 

下肢のしびれや痛み、感覚の異常を伴う場合もあります。

 

1.3 腰椎症

 

加齢に伴い、背骨や椎間板が変形したり、摩耗したりすることで、腰の真ん中に痛みやしびれが生じることがあります。

 

長時間の立ち仕事や座り仕事肥満などが腰椎症のリスクを高めるとされています。

 

安静にしていると痛みが和らぎ、動くと痛みが強くなるといった特徴があります。

 

 

1.4 腰椎分離症・すべり症

 

腰椎分離症は、腰の骨の一部が疲労骨折を起こすことで、腰の真ん中に痛みを生じます。

 

スポーツなどで腰に負担がかかることが多い成長期に多く見られます。

 

腰椎分離症が進行すると、骨が前方にずれる腰椎すべり症に移行することがあり、腰の痛みやしびれ、下肢の痛みなどが悪化することがあります。

 

 

1.5 内臓疾患の可能性

 

腰の真ん中の痛みは、筋肉や骨の異常だけでなく、内臓疾患が原因で起こる場合もあります。

 

下記に代表的な疾患をまとめました。

 

疾患名 概要 主な症状
腎臓の病気 腎盂腎炎や腎結石などが腰の痛みにつながることがあります。 発熱、血尿、排尿時の痛みなど
膵臓の病気 膵炎など、膵臓に炎症が起こると腰の真ん中に痛みが生じることがあります。 上腹部の痛み、吐き気、嘔吐など
大動脈解離 大動脈の内膜が裂けることで、激しい腰の痛みを引き起こします。

緊急性の高い疾患です。

突然の激しい胸や背中の痛み、意識障害など

 

内臓疾患が原因の腰痛は、安静にしていても痛みが続く発熱や吐き気などの症状を伴うといった特徴があります。

 

このような症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。

 

2. 腰の痛みの種類と特徴

 

腰の痛みは、その持続期間によって急性腰痛慢性腰痛に分けられます。

 

また、急激に発症するぎっくり腰も代表的な腰痛の一つです。

 

それぞれの症状や特徴を理解することで、適切な対処法を見つけることができます。

 

 

2.1 急性腰痛

 

急性腰痛は、突然腰に痛みが生じるもので、その多くは2~3週間で痛みが軽減します。

 

原因としては、重いものを持ち上げた急に体をひねった長時間同じ姿勢でいたなど、日常生活での動作がきっかけとなることが多いです。

 

筋肉の炎症捻挫などが主な原因と考えられています。

 

 

2.2 慢性腰痛

 

慢性腰痛は、3ヶ月以上痛みが続く腰痛のことを指します。

 

急性腰痛が長引いて慢性化する場合や、加齢による変形性腰椎症椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症などが原因で慢性腰痛になるケースもあります。

 

同じ姿勢を長時間続ける運動不足ストレスなども慢性腰痛の悪化要因となります。

 

痛みが長引く場合は、医療機関への受診が推奨されます。

 

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2.3 ぎっくり腰

 

ぎっくり腰は、正式には急性腰痛症と呼ばれ、突然激しい痛みが腰に走るのが特徴です。

 

くしゃみ軽い動作がきっかけで起こることもあり、その痛みから動けなくなることもあります。

 

ぎっくり腰の原因は、筋肉の損傷炎症関節の捻挫など様々です。

 

安静にしていても痛みが強い場合は、医療機関を受診しましょう。

 

種類 期間 主な原因 特徴
急性腰痛 2~3週間 筋肉の炎症、捻挫 比較的短期間で治まる
慢性腰痛 3ヶ月以上 変形性腰椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など 長期間痛みが続く
ぎっくり腰 数日~数週間 筋肉の損傷、炎症、関節の捻挫など 突然の激痛、動けなくなることも

3. 腰の真ん中の痛みが起こる時の症状

 

腰の真ん中の痛みは、その症状によって原因や対処法が異なります。

 

痛みの種類や特徴を把握することで、適切なケアに繋がります。

 

3.1 安静時痛

 

安静時痛とは、じっとしていても感じる痛みのことです。

 

体を動かしていない時、例えば、座っている時や寝ている時に痛みを感じます。

 

炎症が強い場合や、神経が圧迫されている場合に起こりやすい症状です。

 

特に夜間や朝方に強い痛みを感じる場合は、内臓疾患の可能性も考えられます。

 

 

3.2 動作時痛

 

動作時痛とは、体を動かした時に痛みが増強する症状です。

 

前かがみになったり、後ろに反ったり、体をひねったりする動作で痛みが増します。

 

筋肉や靭帯の損傷、椎間板ヘルニアなどが原因として考えられます。

 

 

3.2.1 前かがみになると痛い

 

前かがみの動作で痛みが強くなる場合は、椎間板ヘルニア腰椎症の可能性があります。

 

これらの疾患では、前かがみになることで椎間板への圧力が増し、神経を刺激して痛みを引き起こします。

 

 

3.2.2 仰向けで寝ると痛い

 

仰向けで寝ると痛む場合は、腰椎の反りが強すぎる、もしくは脊柱起立筋の緊張が原因として考えられます。

 

腰椎の反りが強いと、仰向けで寝た際に腰部に負担がかかり痛みを生じます。

 

また、脊柱起立筋の緊張も同様に、仰向けで寝た際に筋肉が伸ばされ、痛みを感じることがあります。

 

腰に負担をかけない寝姿勢を心がけることが重要です。

 

 

3.3 神経症状

 

腰の痛みとともに、しびれや足の痛みなどの神経症状が現れる場合があります。

 

神経が圧迫されることで起こる症状で、早めの対処が必要です。

 

 

3.3.1 しびれ

 

腰の痛みとともに、お尻や太もも、足先などにしびれを感じることがあります。

 

これは、神経が圧迫されることで起こる症状です。

 

椎間板ヘルニアや腰椎症などで神経が圧迫されると、支配領域にしびれが生じます。

 

しびれの範囲や程度は、神経の圧迫の程度によって異なります。

 

 

3.3.2 足の痛み

 

腰の痛みとともに、足に痛みやしびれが走る坐骨神経痛は、椎間板ヘルニアが原因で起こることが多い症状です。

 

ヘルニアによって坐骨神経が圧迫されると、お尻から太ももの裏側、ふくらはぎ、足先にかけて痛みやしびれが生じます。

 

また、腰椎症や腰椎すべり症でも同様の症状が現れることがあります。

 

症状 考えられる原因
お尻から太もも、ふくらはぎにかけての痛みやしびれ 椎間板ヘルニア、腰椎症、腰椎すべり症
片側の足にのみ痛みやしびれがある 片側の神経根の圧迫
痛みやしびれに加えて、足の筋力低下や感覚障害がある 神経の強い圧迫

4. 腰の真ん中の痛みのセルフチェック

 

腰の真ん中の痛みは、原因によって対処法が異なってきます。

 

自己判断で間違ったケアをしてしまうと、症状を悪化させてしまう可能性もあります。

 

痛みの特徴を把握し、医療機関を受診する際の参考情報として役立てましょう。

 

セルフチェックを行う際の注意点として、あくまで自己判断であることを理解し、医療機関の診断に代わるものではないことを忘れないでください。

 

 

4.1 痛みの場所の特定

 

まずは、痛みの場所を正確に把握することが重要です。

 

腰の真ん中といっても、お尻に近い部分なのか、肋骨に近い部分なのか、左右どちらかに寄っているのかなど、細かく確認しましょう。

 

また、痛みは一点に集中しているのか、広い範囲に広がっているのか、他の部位にも痛みやしびれがあるかどうかも確認しておきましょう。

 

 

4.2 痛みの強さ

 

痛みの強さを客観的に評価することも重要です。

 

例えば、「少し痛い」「我慢できる程度の痛み」「激痛で動けない」など、具体的な表現で記録しておきましょう。

 

痛みの強さを数値化する場合は、0〜10までの段階で表現する方法が一般的です。

 

0は全く痛みがない状態、10は耐えられないほどの激痛を表します。

 

痛みの変化を記録することで、適切な治療法を選択する際の参考になります。

 

 

4.3 いつから痛いのか

 

痛みが出始めた時期を把握することも、原因を特定する上で重要な手がかりとなります。

 

具体的な日付だけでなく、

「重いものを持ち上げた後」

 

「長時間同じ姿勢でいた後」

 

「朝起きた時」

 

など、痛みが出始めたきっかけも思い出してみましょう。

 

いつから痛みがあるのかを把握することで、痛みの原因や種類を特定しやすくなります。

 

例えば、数日以内に急に痛み出した場合は急性腰痛、3ヶ月以上痛みが続いている場合は慢性腰痛の可能性が高いと考えられます。

 

 

4.4 どんな時に痛みが増すか

 

動作 考えられる原因
前かがみになる 椎間板ヘルニア、腰椎症、腰椎分離症・すべり症など
後ろに反る 腰椎分離症・すべり症、筋・筋膜性腰痛など
長時間座っている 椎間板ヘルニア、腰椎症、姿勢不良など
寝ている時 マットレスとの相性が悪い、内臓疾患など
咳やくしゃみ 椎間板ヘルニア、神経の圧迫など
歩行時 腰部脊柱管狭窄症、変形性股関節症など

 

上記以外にも、排便時や深呼吸時に痛みが増す場合は、内臓疾患が原因である可能性も考えられます。

 

どのような動作で痛みが増すのかを把握することで、原因を特定しやすくなります。

 

痛みが強くなる動作を特定し、できるだけ避けるようにすることで、症状の悪化を防ぐことができます。

 

 

4.5 神経症状

 

4.5.1 しびれ

 

腰の痛みとともに、足にしびれがある場合は、神経が圧迫されている可能性があります。

 

しびれの範囲や程度を確認し、医療機関を受診する際に医師に伝えましょう。

 

しびれは、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの神経症状を示唆する重要なサインです。

 

 

4.5.2 足の痛み

 

足の痛みやしびれは、腰の痛みと同様に、神経の圧迫や炎症によって引き起こされることがあります。

 

痛みの範囲や程度、どのような動作で痛みが増すかなどを確認しておきましょう。

 

坐骨神経痛は、腰から足にかけて伸びる坐骨神経が圧迫されることで、お尻や太もも、ふくらはぎなどに痛みやしびれが生じる症状です。

 

 

6. 腰の真ん中の痛みを和らげる方法

 

腰の真ん中の痛みが発生した場合、まずはその痛みを和らげるための適切な対処が必要です。

 

痛みの原因や程度によって適切な方法は異なりますが、ここでは一般的な対処法を紹介します。

 

自己判断せず、痛みが強い場合や長引く場合は医療機関への受診を検討しましょう。

 

 

6.1 安静にする

 

痛みが強い時は、無理に動かず安静にすることが大切です。

 

安静にすることで、炎症が悪化することを防ぎ、痛みが和らぐのを促します。

 

横になる場合は、膝を軽く曲げた状態が腰への負担を軽減できます。

 

ただし、長期間の安静は筋力の低下につながる可能性があるので、痛みが軽減してきたら徐々に体を動かすようにしましょう。

 

 

6.2 冷湿布/温湿布

 

痛みが発生した直後や、炎症が強い場合は冷湿布を使用することで、炎症を抑え、痛みを和らげることができます。

 

数日経っても痛みが続く場合や、慢性的な痛みには温湿布が効果的です。

 

温湿布は血行を促進し、筋肉の緊張を和らげる効果があります。

 

自分の痛みの状態に合わせて使い分けましょう。

 

6.3 ストレッチ

 

腰の周りの筋肉の緊張を和らげるために、ストレッチは効果的です。

 

ただし、痛みがある時に無理にストレッチを行うと逆効果になる場合があるので、痛みのない範囲で優しく行いましょう。

 

いくつかストレッチの方法を紹介します。

 

 

6.3.1 腰回しストレッチ

 

両足を肩幅に開いて立ち、両手を腰に当てます。

 

ゆっくりと腰を円を描くように回します。

 

左右10回ずつ行いましょう。

 

 

6.3.2 膝抱えストレッチ

 

仰向けに寝て、両膝を胸に引き寄せます。

 

そのまま10秒ほど保持します。

 

このストレッチは腰の筋肉を伸ばし、リラックスさせる効果があります。

 

 

6.3.3 猫背ストレッチ

 

四つん這いになり、息を吸いながら背中を丸め、息を吐きながら背中を反らせます。

 

5回ほど繰り返します。

 

このストレッチは背骨の柔軟性を高め、腰の負担を軽減する効果があります。

 

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6.4 市販薬

 

ドラッグストアなどで購入できる市販薬も、腰の痛みを和らげるのに役立ちます。

 

痛み止め湿布薬など、様々な種類があるので、自分の症状に合ったものを選びましょう。

 

ただし、市販薬はあくまで一時的な対処法であり、根本的な解決にはなりません。

 

長期間の使用は避け、痛みが続く場合は医療機関を受診しましょう。

 

種類 効果 注意点
アセトアミノフェン 解熱鎮痛作用があり、比較的副作用が少ない 空腹時の服用は避ける
イブプロフェン 解熱鎮痛、抗炎症作用がある 胃腸障害の副作用がある場合も
ロキソプロフェン 鎮痛効果が高い 胃腸障害、腎機能障害などの副作用に注意
湿布薬 患部に直接貼ることで、痛みや炎症を抑える かぶれなどの皮膚トラブルに注意

 

上記以外にも様々な種類の市販薬があります。

 

薬剤師に相談して、適切な薬を選ぶようにしましょう。

 

また、使用上の注意をよく読んでから使用してください。

 

 

7. 腰痛予防のための対策

 

腰の痛みを予防するためには、日頃から腰に負担をかけない生活習慣を心がけることが大切です。

 

正しい姿勢、適度な運動、バランスの良い食事、質の高い睡眠は腰痛予防の重要な柱となります。

 

これらの要素を意識的に取り入れることで、腰への負担を軽減し、健康な腰を維持しましょう。

 

 

7.1 正しい姿勢を保つ

 

日常生活の中で、立っている時、座っている時、物を持ち上げる時など、常に正しい姿勢を意識することが重要です。

 

猫背や反り腰は腰に負担がかかりやすく、腰痛の原因となるため、注意が必要です。

 

デスクワークが多い方は、椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばし、足を床にしっかりとつけるようにしましょう。

 

また、パソコンのモニターの高さを調整し、目線が水平になるようにすることも大切です。

 

長時間同じ姿勢を続ける場合は、1時間に1回程度は立ち上がって軽いストレッチを行うなど、こまめな休憩を取り入れるように心がけてください。

 

7.2 適度な運動

 

適度な運動は、腰周りの筋肉を強化し、腰痛を予防する効果があります。

 

ウォーキングや水泳など、腰に負担の少ない運動を継続的に行うことがおすすめです。

 

ウォーキングは、正しい姿勢を意識しながら、30分程度を目安に行うと良いでしょう。

 

水泳は、浮力によって腰への負担が軽減されるため、腰痛持ちの方にも適した運動です。

 

クロールや背泳ぎなど、腰をひねる動作が少ない泳ぎ方を選ぶようにしましょう。

 

また、腰痛体操やストレッチも効果的です。

 

腰周りの筋肉をほぐし、柔軟性を高めることで、腰痛を予防することができます。

 

ただし、痛みを感じる場合は無理をせず、医師や理学療法士に相談しながら行うようにしてください。

 

 

7.3 バランスの良い食事

 

バランスの良い食事は、健康な身体を維持するために不可欠であり、腰痛予防にも繋がります。

 

カルシウム、ビタミンD、タンパク質などは、骨や筋肉の健康維持に重要な栄養素です。

 

カルシウムは牛乳や乳製品、小魚、緑黄色野菜などに多く含まれています

 

ビタミンDは、鮭やきのこ類、卵などに含まれており、カルシウムの吸収を助ける働きがあります。

 

タンパク質は、肉類、魚介類、大豆製品、卵などに多く含まれており、筋肉の構成成分となります。

 

これらの栄養素をバランス良く摂取することで、腰痛予防に役立ちます。

 

栄養素 役割 多く含まれる食品
カルシウム 骨や筋肉の健康維持 牛乳、乳製品、小魚、緑黄色野菜
ビタミンD カルシウムの吸収を助ける 鮭、きのこ類、卵
タンパク質 筋肉の構成成分 肉類、魚介類、大豆製品、卵

7.4 質の高い睡眠

 

質の高い睡眠は、身体の疲労回復を促し、腰痛を予防する上で重要な役割を果たします。

 

睡眠不足は、身体の回復を妨げ、腰痛を悪化させる可能性があります。

 

毎日同じ時間に寝起きし、睡眠時間を7時間程度確保することを目指しましょう。

 

また、寝る前にカフェインを摂取したり、スマートフォンやパソコンを長時間使用したりすることは避け、リラックスした状態で就寝することが大切です。

 

寝具にもこだわり、自分に合ったマットレスや枕を選ぶことで、睡眠の質を向上させることができます。

 

睡眠環境を整え、質の高い睡眠を心がけることで、腰痛を予防し、健康な身体を維持しましょう。

 

 

8. まとめ

 

腰の真ん中の痛みは、筋肉の緊張や炎症、椎間板ヘルニア、腰椎症など、さまざまな原因が考えられます。

 

痛みの種類も急性腰痛、慢性腰痛、ぎっくり腰などがあり、それぞれ特徴が異なります。

 

症状としては、安静時痛、動作時痛、前かがみになると痛い、仰向けで寝ると痛い、しびれや足の痛みなどの神経症状などがあります。

 

 

ご自身の痛みの原因を探るためには、痛みの場所、強さ、いつから痛いのか、どんな時に痛みが増すのかなどをセルフチェックすることが重要です。

 

原因によって適切な対処法が異なるため、自己判断せず、整形外科やペインクリニックなどの医療機関を受診し、専門家の診断を受けるようにしましょう。

 

 

痛みを和らげる方法としては、安静にする、冷湿布や温湿布を使う、ストレッチをする、市販の痛み止めや湿布薬を使用するなどがあります。

 

また、日頃から正しい姿勢を保つ、適度な運動をする、バランスの良い食事を摂る、質の高い睡眠を確保するなど、腰痛予防の対策を行うことも大切です。

 

腰の痛みは日常生活に大きな影響を与えます。

 

適切なケアと予防で、健康な毎日を送りましょう。

 

お困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

 

 

柔道整復師 武田和樹 監修

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